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月刊がん もっといい日Web版

検診・治療Data File

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『週刊がん もっといい日』編集部(株式会社日本医療情報出版)
TEL.03-5688-7816
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応じています





週刊がん もっといい日
2006年Vol.16
7月7日更新


6月30日更新内容 全記事はこちら

がんの予防、治療、再発防止に役立つ
がん情報サイト「週刊がん もっといい日」
毎週金曜日の更新です!

がん情報サイト「週刊がん もっといい日」は、がんの予防、治療、再発防止に役立つ情報を、毎週1回、次の四つのテーマでお届けしております。更新は、毎週金曜日です。
■ 「がん闘病記」・・・患者さんに闘病体験を語っていただきます。
■ 「ここにこの人」・・・話題の人を紹介します。
■ 「がんの治療最前線」・・・がん治療にかかわる最新情報を提供します。
■ 「統合医療最前線」・・・統合医療にかかわる情報をします。
 
また、同時にがんにかかわるニュースをメールマガジンで提供しております。ただしメールマガジンのニュースをご覧いただくためには、次の手続きが必要になります。

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世界の王貞治さんの一日も早い復帰を願って・・・
「1週間前に胃が悪くなり検査を受けた。組織をとって病理検査の結果、手術しなければならない腫瘍であることがわかった」―7月5日のテレビ、そして6日の朝刊で一斉に報道された、プロ野球チーム、ソフトバンクの王貞治監督休養のニュース。

2001年12月に、最愛の恭子夫人(当時57歳)を、胃がんのため失っただけに、王さんは早期発見・早期治療を心がけ、積極的にPET検査を取り入れるなど、人一倍、自己管理に気を配ってきました。
現役として実働22年間。2831試合、9250打数,1967得点、2786安打、868本塁打、5862塁打、2170打点、2504四死球、1319三振、生涯打率3割1厘、三冠王2回、最優秀最選手9回、本塁打王15回、打点王13回等々。そして868本のホームラン世界記録、国民栄養賞の受賞。まさに国民的英雄、世界の王さんの突然の告白。苦渋の決断でした。
慶応大学病院へ即入院した王さん。内視鏡手術の名医として知られる同病院の消化器外科教授、北島正樹医師によって、精密検査後を経て、再来週にも手術を受けることも明らかにされました。
「いつ復帰できるかわからない・・・」と語っていた王さんですが、「王さんは強い意思をもっていて、何事にも手抜きをしない方なので、きっと間違いなく病を克服して復帰する」(王さんに近い関係者)との声も。
王さんとの出会いは、巨人軍の監督を辞した後、しばらく経ってから。東陶の顧問に就任された王さんの仕事部屋は、東京・霞ヶ関にある同社支店の9階の顧問室でした。打撃論の話になり、行動派らしい王さんは、身振り手振り、最後には自らバットを振って解説していただいた思い出があります。
王さんとの雑談のなかで、次男が中学校で野球をしていることを私が漏らすと、後日、私の手元に「甲子園を目指せ!」とのメッセージが書かれた色紙とともに1通の封筒が届きました。なかには、後楽園のバックネット裏の指定席券が2枚入っていました。
当時を思い出すたびに、王さんの優しい心配りが、今も私の心のなかに残っています。
王さんの一日も早い復帰を祈りつつ、皆さまが今日より「もっといい日」を迎えられますように・・・。 

(7月7日 『週刊がん もっといい日』編集部・山本武道記)

「生存率20%以下のがんから奇跡の生還」を果たした
ランス・アームストロングさん(自転車レースの最高峰、
ツールド・フランスで前人未到の7連覇)から、
がんと闘う皆さまへのメッセージです

↑クリックしますと全文掲載されます。

世界各国の乳がんを患った女性たちに向けた
テニスプレーヤーのアンドレ・アガシ選手の母親、
ベティ・アガシさんのメッセージ

↑クリックしますと全文掲載されます。

「もっといい日」図書室からのお願い!
がんの治療法(手術療法、化学療法、放射線療法、免疫療法、補完・代替療法など),食事療法、闘病記等々、がんに関する推せん書籍を、ご紹介ください。

皆さまが、最近読まれた書籍で、患者さんや家族の方々に、ぜひ読んでいただきたい書籍を、「もっといい日」図書室まで、下記の要領でお知らせください。

<お知らせいただく項目>

(1) 書籍名(2)著者と筆者の所属先及び連絡先(住所、電話番号)(3)発行出版社(住
所、電話番号、メールがあればアドレス)(4)価格(5)簡単な紹介文(400字以内)(6)あなたさまの氏名、住所、連絡先(仮名も可)

送付先E-mail:yamamoto-iihi@gekkan-gan.co.jp

がん関連書籍を紹介した『もっといい日 図書室』をご利用ください

がんに関する書籍が、相次いで出版社から刊行されていますが、「うっかりして買い忘れた」「知人から聞いた」「確か新聞や雑誌で紹介されていた」等々、入手できなかったというケースは少なくありません。
 そこで『週刊がん もっといい日』編集部では、がん関連書籍の発行先、著者の連絡先がわかる、『もっといい日 図書室』を開設いたしました。
 リストには、書籍名、発行元(出版社名・連絡先)、著者(著者の専門部位・所属先・連絡先)を掲載しておりますが、ただし著者の所属先及び連絡先が変更になる場合もありますので、ご了承ください。今後、がん関連の書籍リストは、随時、追加していきます。
『もっといい日 図書室』の閲覧は、トップページ上部の「もっといい日 図書室」をクリックしてください。



☆☆☆「週刊がん もっといい日」VOL.16☆☆☆


(プロフィール)
元井益郎(もとい ますろう)
1946年生まれ。東京薬科大学薬学部卒業の薬剤師。製薬企業に勤務した後、1973年、東栄新薬株式会社設立、現在に至る。サンプライズ株式会社の代表取締役でもある。免疫に興味を持ち、日本抗加齢学会会員として現在も東京薬科大学、近畿大学、順天堂大学の先生方と共に免疫関係の研究を続けている

がんに挑む企業


「妻の病がきっかけで始まったアガリクス人生。
世の人々のために薬剤師の目で
EBM(科学的な裏づけ)づくりに邁進したい」


薬科大学や大学の医学部などとともに
「アガリクス」の安全性・有効性で共同研究を進める
東栄新薬株式会社代表取締役社長の元井益郎さん


がん患者さんの間で需要率の高い「アガリクス」ですが、安全性と有効性についてのエビデンス(科学的な裏づけ)の必要性が指摘されています。では、どのような企業が、エビデンスづくりに奔走しているのでしょうか。今回は、「アガリクス」に早くから目を向けて、薬科大学や大学の医学部などと共同で、安全性・有効性にかかわる研究を進めてきた東栄新薬株式会社の代表取締役社長で、薬剤師でもある元井益郎さんにお聞きしました。何ゆえに、「アガリクス」に照準を当て、そして、どのようなデータづくりに力を注いできたのでしょうか。

■科学的な裏づけの研究成果について

 ―― がん患者さんが使用する健康食品・サプリメントの6割が「アガリクス」であることが、厚生労働省研究班の『がんの補完代替医療の利用実態調査』で明らかになっていますが、問題はエビデンスです。すでに四国がんセンターの住吉義光医師を主任研究者とする『がんの代替療法の科学的検証と臨床応用に関する研究』班によって、きのこ類について西洋医学的な手法による検証が始まっています。その点、逸早く安全性・有効性のエビデンスづくりのための研究を進めてきていますが・・・。
 元井 私たちは、早くから、その部門で研究が進んだ各大学と共同研究に取り組み、その研究成果を学会で公表、論文として世界に向けて情報を発信してきました。国内では、平成11年から8年間にわたり日本薬学会年会で発表してきましたし、日本医療薬学会や日本補完代替医療学会でもご披露してきました。
 ―― 具体的には、どのような研究成果ですか?
 元井 例えば有用性ですが、2003年12月〜2004年3月の4か月間にかけて、東京薬科大学、未病医学研究センター、鈴鹿医療科学大学、順天堂大学医学部と当社(東栄新薬)で行った第1回目の『臨床での有効性NK活性の測定』(8名)では、自然路地栽培をしたアガリクスを使用したところ、NK細胞(白血球に含まれていて日夜、体中で発生するがん細胞を退治している)の活性が33.5%上昇(不変は62.5%)したのに対して、プラセボ群の場合、まったく変わりませんでした。第2回目「再現性テスト及びアガリクスのNK細胞活性に対する影響効果」(8名)では、同じ自然露地栽培の「アガリクス」を投与前と投与後を調べたところ、投与後のほうが、明らかに数値は上昇していました。
 ―― 安全についても、おやりになられたそうですが。
 元井 これまで3回行いました。当初は健常人を対象に2回、そして半健康人も対象として行いましたが、この内容については論文にまとめて提出しています。OKがでれば公表することにしていますので、今しばらくお待ちください。ただ、安全性の試験でしたが、半健康人を対象としたデータでは、思わぬ副産物(有用性)も見られました。

■注目したい抗腫瘍性成分「ペルオキシダーゼ」(酵素)


―― これまでは動物を対象としていた安全性ですが、ヒトを対象としたデータは興味あるところです。
元井 エビデンスについて冷静に考えてみれば、「アガリクス」が話題に上がってから、せいぜい11年しか経過していません。まだ歴史が浅いので、簡単にヒトを対象とした臨床はできませんでしたので、いずれEBMは不可欠になるだろうと見て、われわれはコツコツと動物実験を行い、その結果を学会や論文で発表してきたのです。近いうちに公表させていただくデータに引き続き、今度は症例研究の段取りになっています。それこそ階段を一歩一歩あがっていくようなものです。
―― 「アガリクス」は、がん患者さんが使用している健康食品・サプリメントのなかでも高率なわけですが、抗がん作用はどうなんですか?
元井 使用している現場では、たくさん報告があるのですが、残念ながらデータになっていません。でも、がんが原因の痛みの軽減、延命効果のあることが、7年も前からお使いいただいている医療機関からは、良い結果がでたとの報告をいただいています。
抗腫瘍ですが、実は国立法人国立健康・栄養研究所が発行しています『健康・栄養食品アドバイザリースタッフ』のためのテキストブックに、「アガリクス」の成分である「ペルオキシダーゼ」という酵素にあることが記されています。この「ペルオキシダーゼ」は、日光が良くあたる地で栽培された「アガリクス」にはたくさん含まれていますが、タンク培養やハウス栽培の「アガリクス」はそうではありません。
薬学的、科学的な常識ですが、太陽を浴びたきのこは、ビタミンDがタップリと含まれていますが、タンク培養やハウス栽培は少ない。ですから太陽を浴びた「アガリクス」は、食べると甘い味がしますが、そうではない「アガリクス」は苦い。私たちが注目している「ペルオキシダーゼ」は、野菜にも含まれていますが、煮ることなく生で食べることです。

■「アガリクス」研究に力を注ぐきっかけについて

―― ところで、それほど「アガリクス」の研究に力を注いできた理由ですが。いったいどのようなことが、きっかけで取り組まれたのでしょうか?
 元井 平成7年12月。私たち夫婦にとって、決して忘れない日なのです。実は、私の妻は、この年の10月ごろから胃の不調を訴えていました。精密検査の結果、スキルス性の進行胃がんと診断され、2週間後に手術のために入院する手はずになっていました。ふさぎこんでいた妻に、私は「体に良いと聞いているので毎日飲んでみないか」と「アガリクス」を渡しました。
その結果、検査のために胃カメラで撮影した写真のどこにも、胃がんが見当たらず、手術は中止になったのです。医師も不思議だといっていただきましたが・・・。それ以外に私たちは何もしていませんでしたから、再度、別の病院で検査をしたところ、がんは発見されませんでした。このことがきっかけで、人助けをしたいと思い、「アガリクス」の栽培地、ブラジルに飛び、太陽をタップリと浴びた露地栽培の「アガリクス」を見る一方、日本で「アガリクス」を使用している臨床医にお会いして、数々のことを学び、そして普及活動のかたわら、科学的な裏づけとなる共同研究を始めました。
 ―― そもそも「アガリクス」との出会いは、いつごろなんですか?
 元井 「アガリクス」との出会いは、妻が医師から、がんと診断された日の半年前、平成7年6月。知人を訪ねた際に、「アガリクス」を日本に広めたいという人物を、紹介されました。かつて全日本女子バレーやブラジルナショナルバレーチームのコーチとして、メキシコオリンピックで銀メダル、バロセロナ五輪で金メダルを獲得された今井庸浩(のぶひろ)さんだったのです。「アガリクスは、私がいろいろと聞かされた話の通り、多くの苦しむ人々を救えるに違いない。残りの人生をかけても悔いはない」そう熱っぽく語る今井さんの心意気。それは、とても素晴らしいものでした。

                    ■

元井さんは、このことがきっかけで、「アガリクス」人生が始まったのです。薬剤師の目で、これからもEBMづくりに邁進したいと話す元井さん。今年、「アガリクス」をめぐって、さまざまな出来事がありましたが、「だからこそ、きちんとした科学的な裏づけが必要なのですよ」。近く、ヒトの安全性に関するデータを公表するという元井さん。どのようなデータが発表されるのでしょうか。


今週のニュース

●健康生活企業のJハーブ、
がんや難病の患者さんと家族の体験手記を募集
●バイエル薬品、抗がん剤『ネクサバール錠』を
進行性腎細胞がんの適応で国内承認申請
●日本イーラーリリー社の『ジェムザール』(「非小細胞肺がん」「膵がん」のための薬剤)に「胆道がん」の効能が追加承認
●NPO法人J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)が、乳がん患者の家族とその子どものQOL向上めざし『乳がん家族支援プログラム』を福岡・広島・大阪・東京・仙台でも開催へ


<登録方法>
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連載

『Revital(蘇り)―生死をさまよい生還した
“平成の一休さん”闘病記』

第5回 「見るも無残な食道がん手術の傷跡」-

■高輪消防署救急隊の反応

人生、山あり谷ありですが、奈落の底へと突き落とされた私は、たくさんの人々のサポートを得て、軌跡の生還を果たしました。まさに奇跡としか言いようがありません。人は、「一休さんだから、できたのでは?」「とても私にはできない」「なんで、そんなに強い信念をお持ちなのですか?」
むろん私一人では、決して現在のような活動はできなかったでしょう。『人』という字は支えあってできていますが、私の場合も、まさにその通りです。そして私は、決して諦めませんでした。「なんとしてでも生きよう」そう思ってからは、七転八倒の苦しみにも絶えてきたのです。
今、改めて、思うことは、絶対に諦めなくてよかったということです。講演を依頼されたり、術後の栄養相談や心のケア等々、悩みの尽きない患者さんと家族の方々にお会いするたびに、私自身の苦しみ、体験が多くの人たちのお役に立つことができる。その喜びは、何にも変えがたいものがあります。
私と出会ったでことで、笑顔を取り戻し、「再び生きる意欲、望みをもってだければ・・・」と思う毎日です。
さて、もう少し私の入院時代のことをお話させてください。今回は、平成11年12月11日〜12月29日にかけて入院したときの出来事です。
12月11日、深夜の11時。私は、自分の体調の異変を慈恵医大救急室へ伝えました。3分もしないうちに、東京・品川区管内の東京消防庁高輪消防署高輪救急隊の隊員が4名駆けつけてくれました。平成7年6月に初めて救急車の出動要請をしてから4回目の119番通報に、隊員も疑念を感じたのか職務上、患者の様態を確認したかった様子でした。
「これだけのSOSがくるには、それ相当のダメージがあるからでしょう。できれば手術跡を見せていただければ・・・」
快く傷を見せたところ、傷跡を見た隊員は、驚きの余り思わず大声を上げました。
「えっ」と言ったっきり、しばらく絶句した隊員は、「こりゃ〜凄い傷だ。こんなひどい傷跡、初めて見ました」
食道がん全摘出。食道部を全て摘出した後に、胃を筒状に丸めて食道の根っ子に縫合し、それを胃の代わりとする術式でした。現在も、その加工された胃は、食べ物の重みで落ちないよう胸骨の上乗せてあります。つまり、胸骨と薄い表皮の間にはさみこみ胃が落ちないように留置されているわけです。
 術後にわかったことですが、このような難しい手術の症例は少なく、過去に何度か挑戦したものの、患者の苦しむ姿に医師も落ち込んだ苦い経験があったとか。
例えば、首根っ子にぶら下げて?いだ、加工された食道を縫合したした後、食事したら、たちまち食べ物の重さに耐え切れず、継ぎ目から食道が落ちて、その結果、患者は亡くなられたとか。また食道を切り取った後、大腸を20cmほど切り取って食道の根っ子へ逆さに縫合した。結果、食べたものが逆流して口から食べ物がでてきたとか等々。
そこで考案されたのが、私が受けた術法です。しかし患者は生涯、胸骨と表皮の間にはさまれた胃の圧迫に苦しむことから開放される保障はまったくないこと、よほどの強い精神力の持ち主でなければ、膨れ上がった胃の圧迫と言う苦しみと戦い耐え抜くことが困難なことなど、後遺症が残ることへの覚悟が必要なのです。
ご参考までに、切り刻まれた私の傷跡図面をご覧ください。もう時効でしょうから、あえて公開いたします。

食堂がん全摘出胸骨前



手術日 平成7年3月15日
患者名 西宮春雄(当時52才)
記載日 平成18年6月24日(術後11年)
(現在63才)

■傷跡を診た目撃者から数々の証言-

話を、入院生活のできごとに戻しましょう。退院する3日前、主治医が手鏡を持参して病室にこられました。
「西宮さん、この鏡で手術跡をご確認ください」 
主治医のさえない顔色を見て嫌な予感がしました。
「えっ、なんだこりゃ・・」
私の手術跡は、まさに地獄絵さながら。これが自分だとは、とても思えませんでした。
身体中に縫合の跡が生々しく、さらに中央に掘り込まれた4か所の塹壕のような傷跡に絶句。追い討ちをかけるように、主治医が私に伝えました。
「この傷のうち、塹壕部分は肉が盛り上がるのに6か月位はかかるでしょう。ただし栄養状態がいい場合です。栄養状態がよくない場合は、さらに時間がかかります」
確かに結果は、最悪でした。実際には、完全に元のように肉が盛り上がるのに3年以上の月日を要しました。
ここで初めて、栄養の摂取が体調の回復に、いかに必要不可欠な要素かを改めて認識した次第です。PEGによる栄養補給を、真剣に考えるようになったのはこの頃でした。
PEGとは、Percutaneous Endoscopic Gastrostomyの頭文字をとったもので、日本語に訳しますと、経皮内視鏡的胃ろう造設術、すなわち口から食事を摂取できない人、食事を飲む込む力のない人のために、内視鏡を使って小さな口をつくる手術のことです。
 食道がんのために、食道をすべて摘出した際に、私はPEGを取り付けていただきました。内視鏡で、胃にもう一つの小さな口をあけ、そこから栄養剤を注入することが可能になりますので、社会復帰を目指す人にとっては、すこぶるメリットのある栄養療法でしょう。
 実は私は、PEGがなければ、とっくに死んでいたに違いありません。PEGは、私が栄養を摂取するための必需品になったのです。PEGに関しては、改めて紹介することにして、ここで入院中に、私が見聞きして感じたことを、率直におつたえましょう。 


■入院中に見聞きしたこと、感じたこと、そして感謝と反省

<医療機関側の表情>
●入院期間中の終わり頃、医療関係者の見学が増加しました。「見学者が息を呑み目は釘付け」状態。
●退院後、処方箋を受ける際、診察室で傷の手当てをする看護師さんの顔が「険わしい」。
●救急車で搬送されるたびに、救急室の看護師や研修医の表情が曇る「戸惑いを隠さない」。
●入退院をするたびに、各病棟の医師や看護師は、一応に驚きが表面に現る「腫れ物を触る扱い」。
●大阪へ帰ると、痛みが発生し近くの総合病院へ。しかし「手に負えない」と言われ急遽、帰京。担当医が傷跡を診たいと切望するが、「惨すぎる」と曇る顔。
●職場の上司が、入院中に手術の跡を目撃、絶叫する姿に「先生を呼べ」と看護師に怒鳴る」。

<感謝と反省する日々>
●病気を診ずに病人を診ろー東京慈恵会医科大学医学部の建学の精神が生きていました。
●建学の精神となったものは、「厳密な医学に裏打ちされた医術と、温かい心をもった医師を育てること」であり、「医学的力量のみならず、人間的力量をも兼備した医師を養成すること」であった。病者の側にたつ全人的医療こそが、時代をこえて医師がなすべき使命だからであるという精神が、現在も引き継がれている。
●改めて、東京慈恵会医科大学付属病院外科医の技術力の高さに驚嘆する。
●同病院の病棟・外科外来・救急室の看護師の精神力の強さ、対応の正確さに頭が下がる。
●執刀医や参加した医療スタッフの皆さんにひたすら感謝する。
●無知で愚かで自惚れていた自分が今更ながら恥ずかしい。
●これだけ多くの人々を騒がせ心配をかけた罪は重く、自己管理を怠った自分が許せない。
●「希望の星です」の意味が改めてわかった。なり振り構わず生き抜くと決意を固める。
 入院中、私は「なんとしても生還するんだ」と自分に言いきかせて、療養生活をしました。看護師さんたちに励まされて・・・。今、こうして当時を振り返りながら筆を進めると、
私を支えてくださった人たちの笑顔が、瞼に浮かんできます。(西宮春雄)


"平成の一休さん"のE-mail :ikkyuu@sky.biglobe.ne.jp
"平成の一休さん"のホームページ:http://www.ikkyuu.net/



イベント&セミナーのお知らせ

健康生活企業のJハーブ、
がんや難病の患者さんと家族の体験手記を募集

「あなたの言葉で勇気づけられた、いのち輝かせる人が、きっといます。がんや難病にまつわる、ご自身またはご家族の体験談をお寄せください」−株式会社Jハーブは、『いのち輝かそう』をテーマとした作品(原稿)を募集しています。
作品の募集は、社会貢献の一環として、がんをはじめ難病に関する手記を広く募り、共有する機会を創出するのが目的。患者さん及び家族の体験談を、以下の部門別に応じて手記の形にまとめて応募してください。


@「がんを卒業したわたし」部門・・・がんを克服された方の体験手記
A「がんとともにあるわたし」部門・・・いま、がんと闘い、あるいはともに生きる方の体験手記
B「難病とともにあるわたし」部門・・・いま、難病と闘い、あるいはともに生きる方の体験手記
C「がん・難病のあのひとを支えたわたし」部門・・・かつて、がん・難病のご家族などを支えた方の体験手記
D「がん・難病のあのひとを支えるわたし」部門・・・いま、がん・難病のご家族などを支えている方の体験手記

「さまざまな想いと知恵、勇気とやさしさにあふれた皆様の言葉が、多くの人々に感動と共感のみならず、いのちを輝かせる力を分け与えることでしょう」と同社では、語っています。
 応募作品は、株式会社Jハーブのホームページに全作品を掲載するとともに、医療関係をはじめとする各界の著名人・オピニオンリーダー、作家からなる審査委員会により「いのち輝かそう大賞」や部門賞などが選考されます。
 各賞の授賞式では、受賞作品が俳優や著名人によって朗読され、その模様は本ホームページでのインターネット放送などで広く世界に向けて発信されるほか、すでに応募作の出版が予定されています。『いのち輝かそう大賞』作品募集の詳細は、株式会社JハーブのURL(http://j-herb.jp)でご覧ください。
<応募方法>
■テーマ:『いのち輝かそう』
■募集部門:
(1)がんを卒業したわたし」
(2)がんとともにあるわたし」
(3)難病とともにあるわたし」
(4)がん・難病のあのひとを支えたわたし」
(5)がん・難病のあのひとを支えるわたし」
■応募規定:表題は自由。字数は20字×160行(400字詰め原稿用紙8枚)以内
■応募締め切り:2006年9月26日(火)当日消印有効
■作品送付方法:表題、氏名(ペンネーム、匿名は不可)、住所、連絡先を明記。
◇郵送:〒102-0085東京都千代田区六番町6-20-202 株式会社Jハーブ『いのち輝かせる大賞』係
◇Eメ−ル:mystory@j-herb.jp
■備  考
◇作品は未発表のオリジナルであること。
◇応募作品の返還はしません。
◇応募作品のすべての権利は株式会社Jハーブに帰属。
■発表方法:応募作品は株式会社Jハーブのホームページに随時掲載
■審査結果発表:10月中旬移行、ホームページ上で 
■朗読会・授賞式:2006年11月中旬(予定)
■各賞概要:大賞(賞金20万円及び記念品)/部門賞、最優勝作品(賞金15万円)、優秀作品賞(賞金10万円)/審査員特別賞など(予定)/応募者すべてに健康食品『燃焼ハーブ』をプレゼント
■問い合わせ先:株式会社Jハーブ(03-3221-3475:平日9時〜17時)


『いのち輝かそう講座』

■開催日時:7月8日(土)14時〜16時30分
■会  場:主婦会館(東京都千代田区六番町)
■テーマ:平成養生訓第1回『体温はいのちのバロメータ』
■講 師:亀井眞樹(代々木公園診療所所長)
■講演内容:体温は、免疫と深い関係にあります。朝ごはんを食べず、風邪を引きやすい子供、不妊に悩む夫婦、そして、がん患者にも低体温がみられます。体温をあげることは漢方の基本です。統合医療の推進者が、月に1回お送りする漢方を基本にした生きるための智慧。あなたの命を輝かす糧に、きっとなります。
■定 員:60目意(定員になり次第に締め切り)
■参加費:1000円
■参加者にプレゼント:健康食品『燃焼ハーブ』希望小売価格3150円(税込み)
■当日は、東京海上日動あんしん生命保険による保険無料相談も行われます。
■問い合わせ・参加方法:TEL、FAX、Eメールで株式会社Jハーブ『平成養生訓係』へ。
TEL:03-3221-3475 FAX:03-3221-3476 Eメール:info@j-herb.jp

キッズ・ファミリープログラム福岡『家族で話そうピンクリボン』

■開催日時:7月30日(日)13時〜16時(12:30受付)
■会  場:福岡東京海上日動ビル10F(福岡市博多区:地下鉄中州川端駅7番出口より徒歩3分、西鉄バス土居町)
■内 容:乳がんになられたお母さんと、そのご家族・子どもたちのためのプログラムです。家族は、心療内科医の講演後「家族として乳がんとどのように向き合うか」をテーマに専門家(乳腺専門医、診療内科医)と参加者が患者さんと家族の「心のケア」についての話があります。不安のなかに閉じこもらず、前向きに乳がんとともに生活する方法を、乳がんに関わりのある多く方々とご一緒に探りましょう。子どもたちは、お母さんへの贈り物としても、また夏休みの工作にも最適なピンク色を基調にしたプリザーブドフラワーアレンジメントを作ります。
■プログラム
◇セミナー『フラワーアレンジメント教室』田中完児(NPO法人J.POSH理事長・乳腺専門医)大島 彰(九州がんセンターサイコオンコロジー科医長) 
■参加費:無料
■対 象
◇フラワーアレンジメント:乳がん患者さんのお子さん・お孫さん(3歳〜20歳位)
◇セミナー:セミナー80名、アレンジメント50名 ※セミナーへの大人だけの参加も可
■定 員:(先着順)  
■主催:NPO法人J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)
URL:http://www.j-posh.com/index.htm
■支援企業:東京海上日動あんしん生命保険株式会社
■講習協力:日本プリザーブドフラワー協会
■協力企業:(有)リボンワールド、潟tロールエバー、スミザーズオアシスジャパン
■申込み方法:専用の申込用紙に参加者氏名(子どもは年齢を記入)・住所・電話番号を明記し7月15日(必着)までにJ.POSH事務局にFAXまたは郵送
■申込先:〒540-6591大阪市中央区大手前1-7-31OMMビル14階潟Wェイセレクション内  NPO法人 J.POSH事務局(電話:06-6910-2900 FAX:06-6910-2851)

第12回代替・統合療法コンベンション

■開催日時:9月23日(土・祝日)24日(日)
■会  場:全共連ビル4F大中会議室(東京都千代田区)
■テーマ:CANCER CONVENTION『日本はなぜがんが減少しないのか』
■内 容:日本のがんのありかたに警鐘を鳴らして12年。今年も国内外から、代替・統合医療の権威が結集して、がんに関心をもつ方に最新の理論と成果を報告するコンベンション。
■演 題
<23日>
◇講演『からだ、こころ、いのちの統合―気功とホメオパシ−と!』帯津良一(帯津三敬病
 院名誉院長)
◇講演『水と健康』山本義典(日本獣医畜産大学卒)
◇体験談『2歳からの不治の病―腎臓病を克服』紙屋まさみ(ヨーガセラピスト・ヨーガ教室「Shanti Path」主宰
◇講演『健康創成論とアーユルヴェーダ』柴田高志(日本アーユルヴェーダ学会理事)
◇講演『抗がん剤、放射線に警鐘! アメリカ議会OTAレポート検証』森山晃嗣(NPO法人癌コントロール協会、米国癌コントロール協会日本支部代表)
◇講演『温熱波動627』富福英雄(株式会社エジソン社長)
◇講演『奇跡のゲルソン療法』ハワード・D・ストラウス(ゲルソン)Cancer Research Wellness Institute所長
◇講演『がんにもらった贈り物』俵萌子(作家、評論家、NPO法人がん患者団体支援機構理事長)
<24日>
◇講演『がんは治るー多種療法』佐野健太郎(医療法人三矢会理事長)
◇講演『放射線ホルミシス』服部禎男(電力中央研究所エネルギー開発本部初原子力部長)
◇講演『生命の鎖―正常分子栄養学パート』森山晃嗣
◇講演『がんが再発したとき時、抗がん剤を拒否してゲルソン療法を選択した精神科医』
  星野仁彦(福島学院大学福祉学部福祉心理学科教授)
◇講演『生き方の偏りと病気』安保 徹(新潟大学大学院医歯学科総合研究所教授)
◇講演『がんによって気づかされた人生』荒木次也(家族関係心理士、児童・介護カウンセラー)
■参加費:前売券1日券(一般10000円、会員9000円)前売券2日通し券(一般18000円、会員16000円)当日券1日券(一般11000円、会員10000円)当日券2日通し券(一般19000円、会員17000円)特別割引前売券2日通し2名以上(一般・会員とも14000円)
■主 催:NPO法人癌コントロール協会(アメリカ癌コントロ−ル協会日本支部)
■共 催:アートグレミオ株式会社、株式会社生活科学研究会、エアータイム株式会社
■問い合わせ先:NBOH法人癌コントロール協会(TEL:0120-099-727)





☆☆☆「週刊がん もっといい日」VOL.15☆☆☆

6月30日更新内容 全記事はこちら

(プロフィール)
まえやま・かずひろ
平成2年、日本大学医学部卒業。医師国家試験合格後、大学病院には残らず、(財)天理よろづ相談所病院、国立東京第二病院(現・国立病院機構東京医療センター)、府中医王病院などを経て、平成16年4月、東京港区虎ノ門に「前山クリニック・虎ノ門」を開設。

代替医療最前線

「どんな手段を使ってでも治療を治す」ことを
モットーに電子水やゲルマニウムレーザーなど
がん治療に有効とされるものであれば
積極的に導入しています」


取材協力:東京都港区 前山クリニック・虎ノ門
前山和宏院長 


「西洋医学は学問的に非常に発展しているのに、免疫力に関しては無視され続けている」と話すのは、前山クリニック・虎ノ門の前山和宏院長。免疫力を上げて、人間がもつ自然治癒力をうまく引き出せば、がんは治せる病気である、とも断言します。2年前に東京都港区虎ノ門の地で開業し、ゲルマニウム点滴や温熱療法など、さまざまな療法を積極的に取り入れながら、がん治療に取り組む前山医師。その独自の手法や効果、診療姿勢について、ご紹介しましょう。

信頼できる学者と提携し
質が保証されている食品のみを使用


 前山クリニック・虎ノ門」では、大きく分けて二つの療法を中心に、がんの治療を行っています。まず一つが、ミネラルなどの微量栄養素を体に取り入れる栄養療法です。「既存の健康食品はほとんど使わない」という前山医師は、信頼できる学者と個人提携し、効果や質の面で納得ができるもののみを活用しています。
電話相談

 その一つに、生理食塩水にゲルマニウムを付加したゲルマニウム点滴があります。通常、市場に出回っているものは、1gに40mgのゲルマニウムが溶けているものが大半とのことですが、前山クリニックでは、500mlに5g、1gに10gものゲルマニウムを含むゲルマニウム水を使用します。
「これを点滴することで、がん細胞を直接攻撃するほか、自家製のインターフェロンを作り出すことを目的としています」と、前山医師。30代でステージWと診断された肺がんの患者さんが、ゲルマニウム点滴により、がんが完治した例もあるそうです。
 また、人間の体に流れる微弱電流に注目し、電子を含む水も導入しています。
「がんはもとより、打撲や肩こりなどは、体を流れる電子が異常を来たしている状態を指します。改めて体に電子を送り込むことで、これらの治療になると考えていたところに、電子水の開発者と出会うことができました。今は鍼灸師と連携し、皮下注射をしたり、ツボ注射することで、がん細胞の攻撃を図っています」(前山医師)。


ゲルマニウムレ-ザ-
ゲルマニウムレーザーにより
15分で乳がんが消える症例も・・・

 前山クリニックで行われるもう一つの療法が、現在、世界に3台のみといわれる「ゲルマニウムレーザー」を用いた温熱療法。これは、がん細胞に熱と電子送り込むことで、がんの細胞の縮小を図るものです。
「乳がんの方に施したところ、15分で乳がんが消えたという例も珍しくありません」と、前山医師。肝臓がんに対しても高い効果が認められており、肝臓の半分以上が、がんに侵されていた患者さんに施したところ、3割程度まで縮小が認められたと言います。

「どんな手段を使ってでも、がんを治す」というのが、前山医師のモットーですが、その言葉どおり、前山医師は「効果があるものは貪欲に取り入れる」という姿勢を崩しません。治療を受ける患者さんにも、「がんを恐れない」、「がんをあきらめない」、「ストレスを減らす」、「リラックスする」など、前山医師独自の“がんを治すための10か条”を示し、前向きに治療と向き合えるよう働きかけます。
がんを治すという目標に向かって、医師と患者の信頼関係を大切にしながら治療を行う前山医師。「楽しくなければ医療ではない。治療はエンターテイメント」と新たなモットーを掲げ、患者さんへの負担がない新しい療法があれば積極的に挑戦したいと意気込んでいます。 
8月には、体の内側から若返りをさせて免疫力アップを目的に、近年、アンチエイジング(抗老化)医療で注目されている、人の胎盤を用いたプラセンタの導入を考えています。
「当院は、患者さんの負担にならない治療を大前提としており、用いるものはすべて自分自身で試したうえで、効果があるものだけを選び導入しています」と、前山医師。
さらに年内には、皮膚がやけどすることなく、がん細胞までじっくり熱を与えることができる、マイクロ派を用いた特殊温熱の導入を予定しています。「この特殊温熱を用いれば、現在、日本で導入されている赤外線を用いた温熱療法よりも、格段に治療効果があると考えています」(前山医師)
 現在、前山医師は、患者さんが納得したうえで治療を受けてもらいたいと、初診患者には必ず1時間かけて話をしていますが、かたわら大手がん専門病院を受診する患者さんからのセカンドオピニオンの依頼も多くなってきました。
「患者さんと家族が、納得されたうえで、西洋医学で行われる標準治療を受けると判断されるのであれば、それでもまったく構いません。代替医療の分野も含めて、多くの患者さんと家族の不安解消に、当院が正しい情報の発信源となれれば・・・」
こうした前山医師の熱意が、多くの患者さんに支持され、地方からも患者さんが訪れる理由のようです。

●前山医師が治療した50歳・男性
(C型肝炎→肝硬変→さらに肝臓がん)のケース

 この患者さんは、肝臓内のがんが直径3cmを超えるものが一つと、あとは小さいものがパラパラとある状態でした。次々に発生するがんに、「もうきりがない」とのことで来院されました。
 まだお子さんが6歳で、「この子が成人するまで死ねない」という気が強く、焦りが先行していましたが、「それだけの気持ちがある人なら、治りやすいだろう」と私は考えました。 
 そこで、
1.「がんを治すための10カ条」の実践
2.海藻エキス剤の服用
3.冬虫夏草(組織修復力が強い)の服用
でやっていくことになりました。
4か月半で、超音波上では、肝臓がんは消失。現在も肝臓機能を回復させるため、
1. ゲルマニウム点滴でC型肝炎をゼロにする
2. 冬虫夏草で傷んだ肝臓を修復
という治療を続けておられます。
体調や顔色も良くなり、「若返った(奥さん談)」状態です。私の感覚として、「まだ死ねない」と気を強くもっている人は、治りやすいと思います。

■前山クリニック・虎ノ門の連絡先■
◇住所:東京都港区虎ノ門4-1-1虎ノ門パストラル本館7階
◇TEL:03‐6403‐5861 FAX:03‐6403‐5862
◇診療時間:11:00〜18:00 完全予約制
※ 土日祝は休診ですが、時間も含め要望があればできる限り対応します
URL::http://www.maeyama-clinic.com/





セコム損害保険株式会社
代表取締役社長の吉田保幸さん

がん医療に挑む企業

「がんの体験者しか分からない再発の不安や経済的な負担をサポートすることができたならば・・・」

乳がん体験者のための自由診療保険を
デビューさせたセコム損害保険株式会社
代表取締役社長の吉田保幸さん


年々増える一方の乳がん。治癒しても、もし後に再発したら経済的な負担をカバーしてくれる保険があったら・・・こんな人たちのための画期的な自由診療保険が、日本で初めて登場しました。この自由診療保険を開発したのは、私たちの日常生活や企業をセキュリティするだけでなく、不動産事業や病院を経営するなど、多角化ビジネスを展開するセコムの関連会社の一つ、セコム損害保険株式会社。「健康人」対象から「がん体験者」対象へと、あえてリスクの高い保険を開発した背景は、いったいどこにあるのでしょうか。また今後、乳がん以外のがん患者さんに対しては、今後、どのように取り組むのでしょうか。東京都千代田区に本社を構えるセコム損害保険株式会社の代表取締役社長、吉田保幸さんに、お聞きしました。

■未認可の新しい治療法や未承認抗がん剤の費用をカバーするために

 -―― がん法案が国会を通過し、いよいよ国民のための具体的ながん対策が国の指導によって始められる2006年は、まさに“がんに挑む元年”と言っても過言ではありません。患者会の代表が、識者に仲間入りして国の施策づくりに参画できる画期的な法案でもあります。情報の一元化、専門医の育成、緩和医療や在宅医療にまで及んでいますが、同時にがん治療に大きく関与する未承認薬の早期承認も織り込まれています。そうしたなかで、まさに絶好のタイミングで自由診療保険を開発、普及に乗り出しました。どのようなきっかけから、体験者をカバーする保険を開発されたのでしょうか?
 吉田 まず最初に、自由診療でも公的保険でもカバーする「がん保険」を開発したいきさつからお話しましょう。実は40代半ばになった自分自身が、もし、がんになったどうしたらいいか。子供もいるし、私としては、まずは治したいと思いますが、これはどなたも共通して言えることです。昔と違って、がんにかかると、“不治の病”のような印象が強かったのですが、現在は治る病であることが段々と分かってきました。では、がんを治したいといったとき、どのような治療法があって、どのような医師にかかったらいいのか、わからないケースが極めて多く見られます。
 そういう観点から医療関係者に、いろいろとお聞きしたところ、問題意識をお持ちの方がものすごく存在していました。具体的に言いますと、治療方法ですが、近年では、いろいろと新しい治療法が登場しています。しかし、ほとんどの患者さんがご存知ないということ。そして、医師からがんと診断され、「そのまま入院してください。2週間後には手術をします」というケースが少なくありません。
そこで患者さんは、「先生、ちょっと待ってください」となる。医師から指示された治療法が、果たして適切なのかどうか選択する余地がない。しかも医師は、健康保険の範囲内の治療しかやらない。当然、治療の際には、ベストを尽くしてくださるわけですが、欧米で臨床をなさっておられた現役の医師が、日本に戻って診療したとき、「この患者さんには、この抗がん剤での治療が可能」と言っても、その医薬品が承認されておらず、しかも治療法も認可されていない。
かりに、その治療法を行うと、費用負担がものすごかったり・・・。保険診療という病院のスタンスもあるでしょう。医師にとって一番もつらいことは、自分がこの患者さんを治したいと思い、最善を尽くしたいのにできないことです。そこで、こうした事態に遭遇した際に、保険でカバーできないものか。そんな思いから、最適な治療を受けがんを克服するために、このことに関心のある方々とともに2001年に開発したのが、自由診療保険『メディコム』でした。公的健康保険で、「使用できる」「できない」を問わずに、世界水準の最先端治療や最新の治療薬をカバーしてくれる「がんを治すための保険」です。

■がん医療で定評のある170か所の医療機関を「協定病院」として・・・

 -―― 具体的には、どのような啓蒙活動をなさってこられたのですか?
 吉田 患者さんは、まずは自分のがんを治したいですから、どこの病院で、どのような治療方法があるのか、一般消費者の方々にお伝えできないものだろうか考えました。看護師の専任スタッフが常時待機していて、もし不幸に、がん診断された場合、患者さんのご要望と症状を確認した上で、患者さんの症状にあった、がん治療で定評のある複数の医療機関をご紹介するようにしています。ただ病院によっては、自由診療はやらないケースや最先端の治療技術のないケースもあって、そこで、がん医療では定評のある医療機関に参画していただき、現在、170か所ほどの「協定病院」があります。
 それに、先ほど申しましたが、外国では盛んに使用されている医薬品が、日本では承認されていない医薬品が数多く見られます。せっかく治す手段があるのに、これでは患者さんを治すことはできません。だから私たちは、ここに照準をあわせて自由診療面もカバする保険を開発したというわけです。
 デビュー当初は、なかなか認知されずに苦戦しましたが、理解していただきジワジワと伸び、“知る人ぞ知る保険”として、現在の保有契約数は11万件に達しています。保険金を受け取っておられる方のなかには、1000万円を超えているケースもありますが、新しい治療法が開発されたとき、未承認の抗がん剤を、さらに使用しなければならなくなったとき、つまり治療費の変動についても対応してきました。例えば、一つ例を挙げますと、がんの最先端治療として『重粒子線治療』がありますが、体にメスを入れない、正常組織への影響が少ない、患部を集中的に攻撃するものですが、これなどもお支払の対象としています。

■そして「乳がん体験者」のための自由診療保険を開発

 ―― 最先端の治療とおっしゃいましたが、近年、手術、化学療法、放射線治療に続く“第四の療法”といわれる免疫療法ですが、これは対象となるのでしょうか?
 吉田 免疫療法は、さまざまなものが、がん治療に行われていますが、適用になるものとそうでないものがあります。もちろん私どもが認めています免疫療法の一覧はありますが、なかには再発予防ということで行うケースも少なくありません。私どもの保険は、あくまでもがん治療に係る部分であって、再発・転移を予防することは対象となりません。
 ―― しかし、がんは発症しないように予防することが重要です。こうした情報の収集と発信も必要でしょう。
 吉田 最初に、がんを治すための自由診療保険を登場させてから、さまざまな普及活動をしましたが、シンポジウムや新聞広告などを通じた反響は、健康人の方ではなく、一度がんにかかった方たちがほとんどした。健康人に自由診療保険のことを説明しても興味を持った方は少なかったのですが、体験者は、がんにかかったときの恐怖感、苦しみを知っておられますから、治療後、再発しないように、いろいろと気をつけられています。
 ―― がん患者さんが、治療後の再発・転移予防に、どの程度費用をかけているか私どもが調査したところ、治療中では12万円、治療後は3万円をかけていました。それほど、がん患者さんは再発・転移予防に気を配っているのですね。
 吉田 確かに治癒した後の再発予防は大切です。しかし保険という点では、再発予防を対象とすることはできませんが、新しく開発した自由診療保険は、乳がんに限定していますが、かかったことのある方で、もし完治していて、その後、再発したときは補償しましょうというものです。その場合、医師から完治したというお墨付きがないと保険に加入できません。
 ーー がん体験者のための自由診療保険ですが、なぜ乳がんなのでしょうか?
 吉田 まず乳がんに罹患する人が年々増えていること。その数は、年間3万人以上といわれていますが、年代で言えば働き盛りの女性がかかりやすいこと、それに乳がんの完治は、10年というスパーンがあること等々を考慮しました。私たちは、がんの体験者しか分からない再発の不安や経済的な負担をサポートすることができたならば・・・そんな思いで普及していきたいと考えております。
 ―― 乳がん以外でのがんを対象とした自由診療保険は?
 吉田 がんの罹患率などの調査が大前提になりますが、今、いろいろと準備をしている段階です。これから、さまざまな機会をとらえて、多くの女性の方たち、とくに乳がん体験者の方々に、私どもの趣旨をご理解していただければと思っています。
<編集部から>
 一番大切なことは、がんにかからないことです。しかし、もしも、がんにかかったならば『がん保険』がカバーしてくれますが、一歩進んで、乳がん体験者をターゲットとしたのが、セコムの新しい自由診療保険。どう多くの女性たちにアピールしていくかー陣頭指揮をとる吉田さんは、いろいろと策を練っています。
『週刊がん もっといい日』編集部としては、がんにかかった人たちが、どのように再発・転移予防に取り組んでいくかが重要と思います。がん治療後の再発・転移予防、いわゆる“第三次予防”についても、私たちは真剣に考えなければなりません。

セコム損害保険が新しく開発した乳癌体験者のための自由診療保険

http://www.secom-sonpo.co.jp/topics-060619.html



今週のニュース

●『週刊朝日』(7月7日号)が「がん法案」テーマに特集、
『週刊がん もっといい日』編集部の声も紹介されました
●悪性胸膜中皮腫治療薬『ペメトレキセド』、
抗悪性腫瘍薬『シスプラチン』との併用療法で厚生労働省へ承認申請
●横浜市港北区に「がん相談外来」のある「みずきクリニック」が開設
●セントマーガレット病院(千葉県八千代市)が7月から“休眠療法”による「がん診療」をスタート

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連載

『Revital(蘇り)―生死をさまよい生還した
“平成の一休さん”闘病記』

第4回「姪っ子の号泣」


■「もう命はない」と自分の置かれている立場を理解し妹に手紙を書いた・・・

第1回目の手術前に、私は大阪に在住する妹にお別れの手紙を書きました。医師の説明を受ける前に、「もう命はない」と自分の置かれている立場ははっきりしていたからです。
この世に同じように生を受け、幼いときからともに貧乏な暮らしを強いられた昭和30年代。それでも、くじけず強く生きて来てこられたのも、家族がいたからです。
「楽しかったね、ありがとう」
私は、妹に何も力になってあげられなかったうえ、このような大病になったことを詫びる手紙を送ったのです。
 手術の2日前、3月13日に連絡を受けた妹の娘、姪っ子の恵美ちゃん(当時20歳)が、私の手術に立ち会うために東京慈恵医大病院に飛んで来ました。妹宅は飲食店を営んでおり、妹は手が放せないためでした。
姪っ子の恵美ちゃんとは、普段から何かと人生相談や悩み事の応じていた関係で、私に対して「心配する気持ちは人一倍」であったのか、上京することは、むしろ姪っ子の方が積極的に名乗り出たようです。
 新幹線で、午前中に東京駅に到着した姪っ子から電話来ました。
「おっちゃん、どうしたら病院へ行けるの?」
「タクシーに乗りなさい、東京駅から西新橋は近いから・・・」と教えました。やれやれと思って間もなく、また電話がありました。
「おっちゃん、慈恵医大に着いたけど、病院が巨大すぎて病室へどのように行けばいいのかわからへんわ〜」
「案内係りに聞きなさい」と教えたが、結局、迷子になったようで、病院関係者に案内されて私が入院する病棟に無事に着きました。

■「先生、おっちゃんを助けて、お願いだから・・・」

 その日の夕方、主治医から手術の説明を受けました。執刀はA教授が行い、病棟内での主治医はF先生、副主治医はS先生、サポートはS先生の3名。手術の内容は、図解入りで説明を受けましたが、実に簡単なものでした。
「こうして・・・」「ああして・・・」「こうなって・・・」「こんなイメージです」という「まんが」を書いてくれましたが、とても「インフォームドコンセント」とは言いがたい、ほど遠い内容でした。淡々と説明するF先生は、それが大学病院という厳しい環境では精一杯の誠意だったのかも知れないと、私は理解しました。

説明が終わった頃、外は真っ暗でしたが、病室の目の前から見る、ライトに映し出された東京タワーの夜景は最高で、癒される環境の部屋にベッドはありました。
「おっちゃん、まるで高級ホテルの一室みたいやね」と姪っ子の感想に、「おやおや、観光気分かい」と思わず呟やいたことを覚えています。
 手術当日の3月15日、朝7時、血圧と体温を計り、異常ないことを確認した後「術前麻酔」。そして8時から手術は開始され、夕方16時頃に終了。後で聞いた話ですが、手術中、予期せぬ事態が発生し予定の時間を何時間が過ぎて手術は無事終了したそうです。
 姪っ子は、当日、港区芝浦にあった私のマンションから都バスで東京タワー行きに乗り、御成門で下車し14時頃に病棟で待機し、「手術室の前に来てください」との指示で、16時頃に、手術室のドアーの開くのを待っていたそうです。
 これは、後日、看護師から聞いた話です。手術室の扉が開いた瞬間、予想だにしなかった私の無残な光景に仰天し、「おっちゃん〜おっちゃん〜おっちゃん〜」と姪っ子は大声を出して号泣したそうです。
「先生・先生、おっちゃんは大丈夫ですか?お願い助けて助けて〜助けて〜」
手術室から集中治療室までの間、泣きじゃくる姪っ子の姿に先生方も涙したとか。
 E病棟から急遽、担当看護師さんが駆けつけ、姪っ子は看護師さんに案内され病棟へ戻りました。しかし集中治療室からE病棟の部屋に戻る間、姪っ子の号泣は止まりませんでした。
「うわ〜ん・うわ〜ん、何とかして、おっちゃんを助けて〜おっちゃん死ぬかもしれへん・・・」
泣きじゃくる姪っ子。病棟へ戻ってからも、泣き止まない姪っ子。ナースステーションの看護師も、思わずその光景に全員が貰い泣き。慌てて看護師さんや当直の先生方が、総出で姪っ子を慰めていただいたそうです。落ち着いたのは、30分ほどたってからでした。
そして起きたあの悪夢、5日後に目と鼻の先の霞ヶ関駅で「サリン事件が発生」したのでした。

■「4月になったら愛宕山の桜を見せよう」
―の合言葉で看護師さんたちの看護が始まった

術後1か月。経過様態がかなり安定した頃、看護師さんが、笑顔で私に話しかけてくれました。
「西宮さんは幸せ者ですね〜私たちは素晴らしい光景を見せていただき、本当に勇気をいただきました。20歳のお嬢さんが、人目をはばからず、あんなに泣き叫ぶ姿は見たことありません」
「4月になったら愛宕山の桜を見せよう」が、ナースセンターの合言葉になったとか。看護師さんたちの懸命な看護が始まりました。
毎日8時交代の担当看護師さんの朝礼引継ぎが終わると、真っ先に看護師さんがベッドに駆けつける。「大丈夫だった・・」と、言ってしっかりと手を握って励ましてくれる。自然と私の目には涙が溢れました。
その励ましのお陰で、私は5月13日、お世話になったナースセンターの皆さまにお礼を申し上げて無事退院しました。担当看護師のKさんが、私の姿が見えなくなるまで手を振ってくれたのが、とても嬉しく思いました。
この日のことは、私の心のキャンパスに決して消えることはないでしょう。それほど患者さんの不安、恐怖に対して優しく、笑顔で看護の手を差し伸べてくださる、使命感に溢れる医療関係者の方々の真の姿が、しっかりと記憶に刻まれた瞬間でもありました。
サリン事件で走り回り、「死を覚悟した」私を励ましてくださった医師、看護師さんたちの姿は、11年過ぎた今でも、はっきりと私の瞼に焼き付いています。(西宮春雄)
<追伸>
東京慈恵医大で、今でも語り継がれている、私のために号泣してくれた姪っ子の恵美ちゃん。当時の看護婦さんに慈恵医大でお会いすると、「大阪の姪っ子さんどうしている?」と聞かれます。「彼女は結婚し2児の母親となりました」と報告すると、皆さん喜んでくださいます。恵美ちゃんは結婚し、奈良県生駒市で小学3年の長男と小学1年の長女と暮らしています。
「恵美ちゃん、ありがとう。おっちゃんは元気やで〜」


"平成の一休さん"のE-mail :ikkyuu@sky.biglobe.ne.jp
"平成の一休さん"のホームページ:http://www.ikkyuu.net/


診察中写真

新しいクリニック紹介

横浜市港北区に“がん相談外来”のある
「みずきクリニック」が開設





“がん相談外来”を掲げたクリニックが、この6月、神奈川県横浜市港北区に開設されました。がん患者さん、がんの不安がある健常者の方々が気軽にアクセスでき、大学病院などの中核医療機関、地域診療所をつなぐ、がん医療のハブ拠点(中軸)としての機能を備えることを目的とした「みずきクリニック」です。
外観写真

 同クリニックは、完全予約制。地域の基幹病院に勤務する複数の医師とともに診療を行い、「がんが心配だけど、どこに行けばよいか分からない」「治療を終えて数年経つが再発していないか不安」といった悩みや心配を持つ方々の相談体制を整えているほか、がん以外の疾患の検査や治療についても相談に応じてくれます。
そのため同クリニックでは、聖マリアンナ医科大学病院、東邦大学病院などの呼吸器科の現役の教授や講師を非常勤に迎え、質の高い医療を、来院者の状態に応じて適切な医療機関を紹介するディストリビュート拠点として機能することで、大病院一極集中の緩和と地域における、がんケア体制の構築に寄与していくことにしています。
「患者さんも医師も、余裕のある診察の時間のなかで、お互い納得できる診療ができればと考えています。診断や治療方法など、早いスピードで変化しつつあるなか、検査や治療の選択枝も増え、医師が説明しなければならないことは、内容、ニーズとも昔と比較にならないくらい多くなっています。そのため診療には、本来十分な時間が必要であり、大病院での3分診療では、 たとえ診療が適切であっても、誤解、不安、不満が残る可能性があります。 日常診療で、せっかく良い医療をお受けになっているにもかかわらず、説明が不足していたり、 医師の態度によって、診療内容まで不信をお持ちになる方からのお話をたくさん耳にしてまいりました。 このようなことがおこらないよう、微力ですが、完全予約制のがん相談外来という形で、クリニックを開院しました」(みずきクリニックの桑田有希子院長)

■みずきクリニック■
◇住所:神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-15 新横浜センタービル1F
◇予約専用電話:045-478-6181(受付時間9時〜19:時:日曜・祝祭日休)
◇診療科:完全予約制、がん相談外来(内科・外科)
◇休診日:日曜・祝日        
◇診察時間:10時〜13:時/14時〜17時
◇URL:http://www.mizuki-clinic.org

待合室

進化するコミュニティ病院

セントマーガレット病院(千葉県八千代市)が
7月から“休眠療法”による
「がん診療」をスタート




千葉県八千代市の病院が、7月から“休眠療法”による「がん診療」に取り組むことになりました。この“休眠療法”を取り入れた診療を始めるのは、セントマーガレット病院。診療日は、毎月第1、第3土曜日の終日で、担当医は金沢大学がん研究所腫瘍外科助教授の高橋豊医師。
“休眠療法”とは、抗がん剤の投与目的を、これまでのように「がんを縮小させる」ことから「がんの増殖を防ぐ」、つまり、がん細胞を眠らせるということに重点を置いた治療法のことです。

外観写真

三大療法の一つ、抗がん剤による治療は、急激に増える細胞を破壊するという特徴を持ち、分裂を繰り返すがん細胞の縮小に効果的ですが、その一方で、胃や腸の粘膜、骨髄、髪の毛の正常な細胞も破壊し副作用を起こすことが知られています。そこで、抗がん剤の投与量を減らすことによって、従来と比べ長く少ない副作用で治療をしようというのが、“休眠療法”です。
セントマーガレット病院は、1987年の開設以来、保健・医療・福祉サービスを展開するかたわら、24時間年中無休の救命救急体制を整えるなど、地域の第二次中核病院として活躍してきました、
この7月からは、さらに、がん診療に積極的に取り組むために、さまざまな療法を採用することにしたものです。“休眠療法”はその一つで、同病院では今後、地域住民のための『ヘルスケアプログラム』を構築するなど、急速に進展する医療の変革や多様化した患者さんのニーズに応えた医療体制やサービスを提供していく意向です。

■セントマーガレット病院■
◇ 所在地:千葉県八千代市上高野450 
◇ TEL:047-485-5111(代表)
◇“休眠療法”を行う高橋豊医師の診療受付時間=毎月第1、第3土曜日の8時30分〜11時30分及び13時30分〜16時30分
◇ 診察時間=9時〜12時及び14時〜17時
◇ URL:http://www.st-marguerite.or.jp/

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