トップページ おすすめホームページ イベント情報 がん関連リンク
がんにかかわる情報の配信ページです
放射線治療施設一覧 ホスピス・緩和ケア病棟施設一覧

月刊がん もっといい日Web版

検診・治療Data File

石けん運動
〜ミャンマーの子どもたちが小さな傷から命をおとすことのないように〜

がん患者さんは
どんなサプリを
飲んでいるの??
厚労省データ紹介
↑ココをクリック
ピロリ菌徹底解明情報サイト
『ピロリ菌の検査と除菌のすすめ 健康な胃をとりもどそう』
『米国最先端のがんなどに関する補完代替医療と統合医療情報が入手できます』
ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン
週刊がんオススメの四万十川ユースホステル
↑詳しくはこちら
埼玉医科大学客員教授・武田文和氏が綴るブログ
『がんの痛みの治療〜世界のすべてのがん患者の痛みからの解放』


検診・治療Data File



栄養療法などの情報をお届け



あなたの健康と美を
お届けするヤックス
在宅医療と介護相談も
応じています


このホームページに関するご意見・お問い合わせはyamamoto-iihi@gekkan-gan.co.jpまで

〒113-0034
東京都文京区湯島3-36-3
歌川ビル4F

『週刊がん もっといい日』編集部(株式会社日本医療情報出版)
TEL.03-5688-7816
FAX.03-5688-7803





週刊がん もっといい日
2012年Vol.311
9月13日更新


Vol.311の目次 『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道からのメッセージ
治療最前線
『3D-CTを用いた機能温存肺がん内視鏡手術と
スリーブ切除術による肺がんの手術適応の拡大
群馬大学医学部附属病院(群馬県前橋市)呼吸器外科講師 清水公裕医師


がん患者さん投稿原稿
『生と死のはざまで』
島根がんケアサロン支援塾代表 納賀良一
最終章 その2


『週刊がん もっといい日』のすすめシリーズ
●生きるための緩和ケア最前線
  ◇第1弾:『痛みからの解放』
  ◇第2弾:『“がん治療と積極的疼痛管理”のすすめ』
●ピロリ菌対策シリーズ
  ピロリ菌の早期発見・早期除菌による胃がん予防キャンペーン
●遺伝子療法最前線
  がん遺伝子診断・治療が今なぜ注目されているのか
●未承認抗がん剤問題を追う
  もう治療法がないといわれた再発進行がんの未承認抗がん剤という選択肢
●胃がん闘病中のジャーナリスト・レポート
  がん患者さんのための免疫とがん講座

12年8月30日更新内容 前記事はこちら

がんの予防、治療、再発防止に役立つ
がん情報サイト「週刊がん もっといい日」
毎週木曜日の更新です!

がん情報サイト「週刊がん もっといい日」は、がんの予防、治療、再発防止に役立つ情報を、毎週1回、お届けしております。更新は、毎週金曜日です。

また、同時にがんにかかわるニュースをメールマガジンで提供しております。ただしメールマガジンのニュースをご覧いただくためには、次の手続きが必要になります。

*ニュースの購読は、メールマガジン「週刊もっといい日ニュース」(無料)への登録が必要です。
*登録方法は、本ページ上部のアイコン「もっといい日ニュース」をクリックして、必要事項を記入のうえご送信ください。毎週、ニュースを配信いたします。



「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」

 この1週間、東京、大阪、岐阜に行きました。外国企業の経営者ら幹部を、著名なドラッグストアや調剤薬局の経営者にご紹介し会談することが目的でした。ある日、その企業の秘書さんから、私宛に「突然連絡することをお許しください」とのメールが来ました。日本を訪れて勉強したいとのことでしたので、いろいろと訪問先に連絡し7日間のスケジュールを組みました。
 著名な企業の経営者からは、「どうぞ、お越しください。歓迎いたします」と、こころよい回答をいただきました。通常は、とても忙しく会談する時間が取ることが難しい経営者たちなのですが、約束の時間を大幅に過ぎたにもかかわらず、一つひとつ丁寧に話し合いに応じていただき、ひたすら感謝の1週間でした。
 僅か1週間の出会いでしたが、訪日企業の幹部たちは視察終了後も、毎日、夜遅くまでミーティング。食事中も日本企業に見習う点を話し合い、日本の経営者たちへの質問を考え、自社のこれからについてディスカッションする光景に感激しました。初来日の方もおられ、買い物もしたい、雑誌やテレビで紹介された観光地に行きたいとの希望があったでしょうが、日本企業の成功事例を学ぶ姿勢には、ただただ関心した次第です。
 縁があって1週間、ご一緒し、忙しい日々でしたが、昨日(12日)、成田空港から帰国された際の笑顔がとても印象的でした。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」ー論語の一説です。今回お会いした幹部の方たちは初めての出会いでしたが、「仲の良い友人とともに盃を交わして歓談することが人生最高の楽しみであり喜びである」ことの意味を痛感しました。
 盃を何度も交わして夜遅くまで話し合うーむろん言葉は通訳を通じてではありましたが、何年も何十年も、この論語の意味をかみしめて、交流を続けたいと思いました。
  さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように・・・。
 
『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道

「生存率20%以下のがんから奇跡の生還」を果たした
ランス・アームストロングさん(自転車レースの最高峰、
ツールド・フランスで前人未到の7連覇)から、
がんと闘う皆さまへのメッセージです

↑クリックしますと全文掲載されます。

世界各国の乳がんを患った女性たちに向けた
テニスプレーヤーのアンドレ・アガシ選手の母親、
ベティ・アガシさんのメッセージ

↑クリックしますと全文掲載されます。

3年前に腎臓がんを克服したプロレスラーの
小橋建太選手からのメッセージ

↑クリックしますと全文掲載されます。

「いつの日か、あなたが孤独で行き先を見失った時には
春の穏やかな暖かい日向の風となって・・・
さわやかな幸せの風を送ります」
最後の力を振り絞って書かれた一通の
あるがん患者さんの手紙「お別れのことば」

↑クリックしますと全文掲載されます。

「もっといい日」図書室からのお願い!
がんの治療法(手術療法、化学療法、放射線療法、免疫療法、補完・代替療法など),食事療法、闘病記等々、がんに関する推せん書籍を、ご紹介ください。

皆さまが、最近読まれた書籍で、患者さんや家族の方々に、ぜひ読んでいただきたい書籍を、「もっといい日」図書室まで、下記の要領でお知らせください。

<お知らせいただく項目>

(1) 書籍名(2)著者と筆者の所属先及び連絡先(住所、電話番号)(3)発行出版社(住所、電話番号、メールがあればアドレス)(4)価格(5)簡単な紹介文(400字以内)(6)あなたさまの氏名、住所、連絡先(仮名も可)

送付先E-mail:yamamoto-iihi@gekkan-gan.co.jp


がん関連書籍を紹介した『もっといい日 図書室』をご利用ください

がんに関する書籍が、相次いで出版社から刊行されていますが、「うっかりして買い忘れた」「知人から聞いた」「確か新聞や雑誌で紹介されていた」等々、入手できなかったというケースは少なくありません。
 そこで『週刊がん もっといい日』編集部では、がん関連書籍の発行先、著者の連絡先がわかる、『もっといい日 図書室』を開設いたしました。
 リストには、書籍名、発行元(出版社名・連絡先)、著者(著者の専門部位・所属先・連絡先)を掲載しておりますが、ただし著者の所属先及び連絡先が変更になる場合もありますので、ご了承ください。今後、がん関連の書籍リストは、随時、追加していきます。
『もっといい日 図書室』の閲覧は、トップページ上部の「もっといい日 図書室」をクリックしてください。




           ☆☆☆「週刊がん もっといい日」VOL.311☆☆☆

          治療最前線

             3D-CTを用いた機能温存肺がん内視鏡手術と
             スリーブ切除術による肺がんの手術適応の拡大
        群馬大学医学部附属病院(群馬県前橋市)呼吸器外科講師 清水公裕医師


          群馬大学医学部附属病院
群馬県前橋市昭和町3-39-15
電話027-220-7111(病院代表)
http://hospital.med.gunma-u.ac.jp/


国を挙げての禁煙への取り組みが功を奏して、今後扁平上皮がんは減少すると見られるが、一方では高齢化を背景に、女性を中心とした腺がんの増加が見込まれている。このように、常に日本人の前に脅威として立ちはだかる「肺がん」だが、その治療技術は確実に向上している。群馬大学医学部附属病院の清水公裕医師は3D-CTという最新の画像診断装置を駆使した肺がんの胸腔鏡手術、機能温存手術に取り組む呼吸器外科医。 「延命治療ではなく外科的根治治療を」「がんを完全に切除しつつ可能な限り機能温存を」という“攻めの姿勢”を持ち続け、肺がんに対する高度な外科治療を実現している。その取り組みを取材した。

肺の解剖を3D画像で鮮明に映し出す
テーラーメードの肺がん手術


  パソコンのモニターに映し出された鮮明な画像。赤、青、黄色と塗り分けられた箇所を指し示しながら「これが気管、これが動脈でこれが静脈……」と説明する清水医師。なるほど色分けされたその画像を見れば、肺の組織ごとの構造が一目瞭然だ。
  しかもその画像は3Dなので立体的見える。遠近感がある上、あらゆる角度からの詳細な解析が可能だ。
 「この緑色に写っているのが肺がんです」
  その画像は、単に肺の構造を説明するためのものではなく、患者のCT画像から作られたテーラーメードの画像。つまり、その患者の肺の状況を詳細に解析し、これから行う胸腔鏡手術のプランニングに用いられる重要な資料なのだ。
 「肺の解剖は、人によって大きく異なります。本来そこにあるはずの動脈が無いこともあれば、無いはずの静脈が突然現れることもある。大きく開胸する手術なら全体を俯瞰できるのでそうしたことにも対応できますが、胸腔鏡は局部的な視野しか得られないことが多いので対応に苦慮することもある。この3D画像があることで、事前にシミュレーションをし 、その人ならではの解剖を確認した上での手術ができる。患者一人ひとりの微妙な解剖の違いを、術前に正確に把握して行うのが、テーラーメード肺がん手術です」
  清水医師の所属する群大病院呼吸器外科がこの3D-CTを導入したのは2010年のこと。これにより確実性と安全性に優れた胸腔鏡手術が実現した。現在同院では肺がん手術の8割以上を胸腔鏡で行うまでに至っている。

右肺を10、左肺は8の区域に詳細区分し
すべての肺区域を自由に切除可能――


  こうした設備面での充実を背景に、清水医師は外科医として、さらに患者への体への侵襲が少なく、呼吸機能が温存できる手術手技の確立を目指すようになる。特に「呼吸機能温存手術」への思い入れは強く、修練の末に「胸腔鏡下区域切除術」「スリーブ切除術」という高度な技術を身に付けた。
 近年、外科手技の向上や手術器具の発展により、肺区域切除が盛んに行われるようになった。解剖学的に見ると、右肺は三つの肺葉(上葉、中葉、下葉)、左肺は二つの肺葉(上葉、下葉)に分かれているが、さらに細かく分けると、右は十の区域、左は八の区域に分けることができる。通常肺がんなどは肺葉のレベルで切除するのが一般的だが、現在の技術ではさらに細かい区域ごとの肺切除もできるようになってきた。こうしたことから、一定の条件を満たした早期肺がんや転移性肺腫瘍、さらには良性腫瘍などに、取り残しがなく呼吸機能を最大限に温存した手術が可能になったのだ。肺機能が低い状態での呼吸機能温存手術の技術の向上も相まって、従来では手術不可能とされていたケースにも外科的治療を行える可能性が出てきた。
  とはいえ、区域切除術は一般の肺葉切除よりも技術的難度が高く、個別の解剖学的なバリエーションが、手術成否に大きく影響する。そのため肺葉切除は胸腔鏡で行うものの、区域切除は開胸で行う施設が多いのが実情だ。
 「胸腔鏡から侵襲の大きい開胸へと逆戻りして体への負担を大きくしたのでは、呼吸機能温存のメリットが半減されてしまう」と考える清水医師は、3D−CT画像を駆使し、胸腔鏡での区域切除に積極的に取り組む。
「区域切除術にこそ患者ごとの解剖的なバリエーションを正確に描出する3D−CTは有用であり、この画像を基に行う区域切除こそが、究極のテーラーメード肺切除術といえるのです」(清水医師)。

口径の異なる気管支を縫合する
テーラーメードの機能温存手術


  肺の気管支形成の技術の向上により、患者の肺機能は従来に比較して大幅に温存されるようになった。以前なら「片肺全摘」だったようなケースでも、今では必要な肺葉と気管支のみを最小限に切除し、残った気管支同士を縫合することで肺の機能を残すことが可能になっている。
  しかし、肺葉と気管支を切除すると、切断された気管支同士を縫合する必要が生じる。さらに少しでも肺を残すために複雑に肺葉を切除すると、双方の気管支の口径は、必ずしも同じとは限らない。多くの場合は異なる口径同士の気管支を縫合することになるのだ。
  例を挙げよう。2本のゴムホースがあるとする。Aのホースは直径5センチ、Bのホースは直径3センチ。この2本のホースを単純につないだだけでは、中を通る水は漏れてしまう。そこでAの内側にBを挿入し、ある程度の「重なり合う部分」を作った上でテレスコープのように縫合すると、水は漏れずに流れが確保できる――。
  これと同じことを気管支で行うのがテレスコープ吻合を用いたスリーブ切除術なのだ。
 「さすがにこの手術は胸腔鏡では難しいものの、3D-CTの登場で手術前のプランニングは以前よりも格段に行いやりやすくなりました。この手術が必要な症例の場合、今でも“片肺全摘”と診断されるか、場合によっては“手術不能”と言われることもある。それをスリーブ切除に持ち込めるようになったことは、呼吸器を専門とする外科医にとって大きな喜びです」(清水医師)。
  呼吸器科における「手術可能」の判断は、“根治”を視野に入れた医療展開が可能であることを意味する。
「手術適応の境界を根治側に大きく移行し、しかも呼吸機能を可能な限り残存する手術手技を向上させたい」と語る清水医師。
  清水医師の人的技術の向上に、3D-CTというメカニカルな面での技術向上が重なったことで、極めて高水準の医療提供が実現した同院。2年前には「重粒子線センター」がオープンし、先端医療との集学的治療が可能になっている。
 「意外に知られていないのですが、がん治療という面において、群馬は非常に恵まれた県なんですよ。最近は“夏の暑さ”ばかりが話題になっていますが……」
  そう苦笑する清水医師のウデを頼って、今日も多くの肺がん患者が同院を訪れる。


                   がん患者さん投稿原稿
                    『生と死のはざまで』
              島根がんケアサロン支援塾代表 納賀良一

                     最終章 その2 

6)血圧測定、体温測定、パルスオキシメーター(酸素)測定で体調管理
   日中、定期的に数回患者の体調を測定している。測定時、数値の変化が微妙に患者、家族に安心、不安をもたらす。数値の変化で一喜一憂する患者、家族がそこにいる。ナースステーションでどのような数値管理をしているのだろうか。見てみたいものだ。
 折れ線グラフは大変良い。変化がよく見えるからだ。闘病生活検査のデーターなど 統計的に管理できれば、なおさら良い。

7)家族へなにを残すか、考えたことがあるだろうか

 柳田邦男先生の言葉から以下のことを知ることとなった。
 自分らしい最後は、自ら選択しないと迎えられない「死を創る時代」となった。納得いく最後、悔いのない最後は自分で創るもの。人生の最後を思い残しなく生き抜くことが大切だ。
 人の命は死で終わらず、残された者の人生に大きく影響する。本人が納得して旅たてば、家族は悲しみをこえて、生きる支えになる。死にゆく人は家族の明日のため、人生の綴じ方を考えてほしい。
 この言葉が私にとっての人生の教科書となった。

8)妻と子供たちと私
 2010年3月25日22時07分、妻は天国へ旅立った。2009年12月21日から入院しての長い闘病生活の末のことだった。流行性感冒と腸感冒が重なったのだろうか。2週間ほど高熱と下痢が続き、食事は出来ず点滴オンリーの生活が続いた。足の付け根からの点滴。栄養剤、水分、ほか、いろいろと。これが大きな災いになった。たった2週間で足がまるで動かない。
 点滴開始当初には、寝ながらでも両足を浮かして腹筋の訓練をしていた妻が突然動けなくなってしまった。私の知識不足だった。こんなに簡単に足が動かなくなるなんて、想像すら出来なかったのだ。
 これまでにも肺腺がんで手術もしたし、数回 抗がん剤も打った。しかし、こんなに長い入院はしなかった。今回も、せいぜい1か月位だろうと鷹を括っていたきらいがあった。体力的に限界だったのだろうか。
 妻は、今回の入院をすごく渋った。何か予感していたのだろうか。熱が落ち着き、点滴も取れた当時はすこぶる元気で、リハビリに向けて準備をしていた。食欲も旺盛で殆んど全部を平らげていた。
 今から思えば、無理に食べていたきらいがあった。食べなければ、また点滴が待っている。それが懲りたのだろう。3か月の長丁場、中盤を過ぎると何かと変化が出てきた。食事の取る量も減り、機嫌が悪くなり何かと文句を言いだした。
私だけならよいのだが 娘にまでつらく当たりだした。こんな事は、これまで無かったこと。なんとなくおかしい。
 異変は早々にやってきた。これまで体を洗ってもらったり、足をすすいでもらって気持ちがよいと言っていたことを断りだした。何も食べなくなり、痛み止めの座薬と眠り薬(マイスリー)を求めるようになってきた。
 痛みから逃れたかったのだろうか。しきりにマイスリーを要求しだした。それも、夜に飲むマイスリーを昼間から飲みたいと言い出した。なぜかは分からなかったが、あまりの勢いに医師も処方しだした。すると、昼寝て夜には起きる逆転現象が発生してきた。付き添い泣かせである。
 夜中にいろいろと注文が多くなり、さらに意味不明の発言も出てくるようになってきた。そんな時からは1週間ともたなかった。息が弱くなってきた。脈を測ったが無かった。太ももで測るとかすかに分かった。止まったり動いたり。数回繰り返したのち止まった。あっけない最期だった。誰でも、こんなものなのだろうか。人生のはかなさを味わうようになった。ああ無情・・・。
 本人は早く家に帰りたいと言っていたので、その日のうちに家に連れ帰った。葬儀屋さんとの打ち合わせも済んで、今この文章を打っている。
そばには妻が寝ている。まるで生きているかのように・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Online Medニュース
http://www.geocities.jp/onlinemedsante/

富士フイルム、レーザー光源搭載の画期的な新世代内視鏡システム
「LASEREO (レザリオ)」新発売

 
 内視鏡検査に使用する光源にレーザーを用いてがんなど病変部の視認性を向上した新世代内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」を富士フイルムメディカルを通じて発売、2種類のレーザー光を観察目的に応じて自在にコントロールし独自の画像処理技術と組み合わせることで早期がんに特徴的な粘膜表層の微細血管などの変化を強調した画像観察を可能とした。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0688.html

独バイエル、レゴラフェニブの
消化管間質腫瘍(GIST)の適応を米国で承認申請

 
 経口マルチキナーゼ阻害剤レゴラフェニブについて「他のキナーゼ阻害剤による治療で病勢進行が認められた転移性または根治切除不能な消化管間質腫瘍(GIST:)」の適応で米FDAに承認申請、イマチニブ及びスニチニブによる前治療で病勢進行が認められた転移性または根治切除不能なGIST患者を対象にレゴラフェニブとベストサポーティブケア(BSC)の併用群とプラセボとBSCの併用群とを比較検討しレゴラフェニブとBSCの併用群ではプラセボとBSC併用群と比べ無増悪生存期間の有意な延長が認められた。
http://byl.bayer.co.jp//scripts/pages/jp/press_release/press_detail.php?file_path=2012%2Fnews2012-09-03.html

エーザイ、抗がん剤「HALAVEN」が韓国で承認取得
 
 抗がん剤「HALAVEN」(一般名:エリブリンメシル酸塩)が「アントラサイクリン系及びタキサン系抗がん剤を含む少なくとも2種のがん化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳がん」に係る効能・効果で韓国食品医薬品安全庁の承認を取得した。http://www.eisai.co.jp/news/news201259.html

ノバルティス、ルキソリチニブが
初の骨髄線維症(血液がん)治療薬としてEUで承認取得


 欧州委員会が、「原発性骨髄線維症(慢性突発性骨髄線維症)、真性多血症後の骨髄線維症、または本態性血小板血症後の骨髄線維症の成人患者における脾腫または諸症状」の治療薬としてJAK1/JAK2阻害剤ルキソリチニブ(欧州製品名 Jakavi)を承認した。骨髄線維症は骨髄不全・脾臓肥大(脾腫)・極度の倦怠感と寝汗や掻痒などの消耗性の症状・QOLの低下・体重減少・生存期間の短縮を特徴とする稀ながら生命にかかわる血液がん。http://www.novartis.co.jp/news/2012/pr20120831.html

武田薬品など9社、ヘリコバクター・ピロリ除菌に関するプロトンポンプ阻害薬・アモキシシリン水和物製剤・クラリスロマイシン製剤またはメトロニダゾール製剤の3剤併用療法の追加適応を申請

 日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会・日本ヘリコバクター学会の3学会が連名で、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎における3剤併用による除菌療法の早期承認と医療保険での使用を求める要望書を2011年12月に厚生労働大臣に提出、これを受け関連9社は公知の文献等を科学的根拠とし各薬剤について医薬品製造販売承認事項一部変更承認を申請した。
http://www.takeda.co.jp/press/article_52785.html

行政情報
<厚生労働省>
■食品中の放射性物質の検査結果について(第476報)(東京電力福島原子力発電所事故関連)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002jo7o.html
■原子力災害対策特別措置法第20条第3項の規定に基づく食品の出荷制限の解除について(原子力災害対策本部長指示)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002joee.html
■平成24年度小児がん病院のあり方調査事業
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=179481
■第10回薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会議事録
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002jjf2.html
■第9回抗がん剤等による健康被害の救済に関する検討会議事録
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002jkld.html
■「薬と健康の週間」の実施について(各都道府県で行われる啓発イベント)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=179441


治療最前線
                          再掲
リニューアルオープンで機能拡充
日帰り通院化学療法に地域の期待
          キッコーマン総合病院(千葉県野田市)
            院長代理 三上繁医師


 「醤油のまち」千葉県野田市において、古くから実質的な市民病院的機能を担ってきたキッコーマン総合病院。現在の病院に隣接して建設が進んでいた新病院がほぼ完成し、8月に予定されるオープンを待つばかりとなっている。新しい病院では、通院型の化学療法室を完備し、日帰りでの抗がん剤治療に対応。また産科とともに婦人科を新設するなど、地域における「がん治療」のレベルアップに期待がかかっている。そこで同院院長代理の三上繁医師に、新しい病院におけるがん治療の面での意気込みを語ってもらった。

婦人科のがんで大きい利用価値
膵がんなどでは「半日コース」も


 キッコーマン総合病院は、名前からもわかる通り、食品大手のキッコーマンが運営母体の企業立病院。その歴史は長く、会社の起源である「野田醤油醸造組合」の病院として設立されたのが大正3年(1914年)。しかし、それを遡ること半世紀、文久2年(1862年)には醤油醸造家による「養生所」が開設されており、これが現在の同院の礎となっている。
 132床(リニューアル後は129床)と中規模ながら、市民病院を持たない野田市における中核病院として、キッコーマングループ職員のみならず、広く市民に開放された地域密着型病院として親しまれてきた。

三上繁医師 キッコーマン総合病院

 そんな同院の、現在の建物が完成したのは昭和41年(1966年)のこと。40年以上の歳月を経て老朽化も進み、療養環境として手狭になってきたことから新病院建設が決定。昨年から工事が始まり、このほど、近代化された新病院の威容がお目見えしたところだ。
 地域に根差した医療を展開する同院にとって、がん対策は重要課題。そこで新病院における最大の売りとして新設したのが、冒頭で触れた通院型の化学療法室なのだ。
 「これまでは一泊、あるいは日帰りで行うにしても病室に入院しての点滴投与とせざるを得なかった化学療法ですが、新病院では通院専用の化学療法室を設置。専属の看護師がいる部屋で、快適に治療を受けていただけるようにしました。これは地域の要望もありますが、私たち医療提供側の念願でもありました」と三上医師。
 この通院専用の化学療法室、リニューアル時には7床でのスタートだが、将来的には10床まで拡充する予定だ。朝検査を受けてそのまま治療に入り、投与後もそのままリカバリーできるこの施設。がんの種類は問わず、抗がん剤の適用であれば利用可能。基本は一日かけての治療だが、膵がんのように「点滴が一本だけ」といった短時間の投与で終わるケースでは、半日でのコースも設定する予定だ。
 「これまで休診していた産婦人科が復活するので、婦人科がんでの利用も増えると思います。婦人科のがんには抗がん剤が高い効果を示すものも少なくなく、その意味でもこの化学療法室への期待は大きい」(三上医師)
 従来このエリアでは国立がんセンター東病院や慈恵医科大学柏病院まで行かなければ受けられなかった通院化学療法が、今回野田市内でも始まることで、地域のがん治療の水準は大きく底上げされることになる。

地球密着型病院ならではの
小回りのよさを生かした医療

 三上医師の専門は消化器内科。中でも肝臓疾患の治療を得意としている。肝がんの場合、肝硬変や慢性肝炎など「前段階」からの治療期間が長いため、同院のような地域密着型病院では「トータルで診る」というケースが多くなる。
 「大学病院のような施設であれば、治療の段階ごとに別のセクションが担当することが多いのですが、当院の規模であれば外科と内科は別としても、総じてすべてを一人の主治医が担当することができる。これは一つの強みであって、ラジオ波焼灼術やエタノール注入法などの効果を見つつ、最高のタイミングで分子標的薬を使うといった“小回りの利く対応”が可能になる。特に現在肝がんに使われる分子標的薬は一種類で、これは肝機能が悪くなり過ぎると適用外になってしまうので、タイミングの見極めが重要。その意味でも“小回りのよさ”は大きな売りになるんです」(三上医師)。
 一方、同院の外科的な取り組みとして注目されるのが「単腔式内視鏡手術」だ。従来の腹腔鏡手術が三カ所の穴を開けて行うのに対して、「おへそ」の一カ所だけで行うこの手術は、技術的にも難度が高いため導入する病院は少ないが、キッコーマン総合病院ではこれまでも積極的に行ってきた経緯がある。現在は胆のう摘出をはじめとする良性疾患が対象だが、今後は早期の大腸がんなどへの応用も視野に入れて症例数を重ねていくという。
 大規模病院にはない機動力と総合力、そして何より地域への浸透力を武器に、がんをはじめとするあらゆる生活習慣病に向き合っていく同院。その長大な歴史に、新しい1ページが加わろうとしている。

キッコーマン総合病院
千葉県野田市宮崎100番地
電話:04-7123-5911(病院代表)

http://hospital.kikkoman.co.jp/



<登録方法>
本ページ上部のアイコン「もっといい日ニュース」をクリックして、必要事項を記入のうえ、
ご送信ください。毎週1回
最新情報をメールで配信いたします。

------------------------------------------TOPに戻る


Copyright 2001 Japan Medical Information Publishing, Inc. All Rights reserved.