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〜ミャンマーの子どもたちが小さな傷から命をおとすことのないように〜

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『ピロリ菌の検査と除菌のすすめ 健康な胃をとりもどそう』
『米国最先端のがんなどに関する補完代替医療と統合医療情報が入手できます』
ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン
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埼玉医科大学客員教授・武田文和氏が綴るブログ
『がんの痛みの治療〜世界のすべてのがん患者の痛みからの解放』


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〒101-0021
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外神田6-5-3
偕楽ビル新外神田

『週刊がん もっといい日』編集部(株式会社日本医療情報出版)
TEL.03-5688-7816
FAX.03-5688-7803



  

  

週刊がん もっといい日
2013年Vol.342
5月16日更新


Vol.342の目次 『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道からのメッセージ

治療最前線
最新技術を最大限に活用することで
早期肺がんの低侵襲治療開発に取り組む
日本医科大学(東京都文京区)呼吸器外科教授 臼田実男医師

今週のニュース

イベント・セミナーのお知らせ



『週刊がん もっといい日』のすすめシリーズ
●生きるための緩和ケア最前線
  ◇第1弾:『痛みからの解放』
  ◇第2弾:『“がん治療と積極的疼痛管理”のすすめ』
●ピロリ菌対策シリーズ
  ピロリ菌の早期発見・早期除菌による胃がん予防キャンペーン
●未承認抗がん剤問題を追う
  もう治療法がないといわれた再発進行がんの未承認抗がん剤という選択肢
●胃がん闘病中のジャーナリスト・レポート
  がん患者さんのための免疫とがん講座

13年5月2日更新内容 前記事はこちら

がんの予防、治療、再発防止に役立つ
がん情報サイト「週刊がん もっといい日」
毎週木曜日の更新です!

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21歳の愛娘をがんで亡くした体験から
オーストラリアにホスピスを創設したヒルダさんのこと


  20年前にオーストラリアに、あるホスピスが誕生しました。運営者はドイツで新聞社を経営していたDr..ヒルダさん。がんのために21歳で亡くなった愛娘の終焉の際に見た光景は体をチューブでつながれた状態でした。
 やがてヒルダさんは新聞社をリタイアし、自分の最後の人生を過ごす地にオーストラリアを選び、そしてホスピス創設のため募金活動を始めました。6床の施設が創設され、年間2億円の運営費の4割は政府が助成、残る60%を募金活動で補充するためヒルダさんは、街のメインストリートに小さな店を借り受けました。
  古着やコーヒーなどを取り扱い、年間500万円の利益が運営費として計上するまでになりましたが、その一方で彼女はさまざまな機関と提携し、チャリティーゴルフやマラソンを主催して募金活動に力を注いだそうです。
  ヒルダさんの活動に賛同しボランティアのコーディネイター、ナース、栄養士が参加。ホスピス運営のための募金活動の輪は徐々に広がり、彼女が提唱したホスピスは20年後の今、67床に増えています。
  さてヒルダさんを良く知る女性と、オーストラリア・ゴールドコーストの高齢者施設でお会いする機会に恵まれました。オーストラリア在住で博士号を持つオムラテルヨさんです。
「1997年、ヒルダさんに出会いました。その2年前に、彼女はオーストラリア国民のための活動が評価され、オーストラリアでたった一人、世界に貢献した人々を称える賞を受けられています。お話は上手で、出会った人々を楽しませる方でした。ヒルダさんと私は、すぐに意気投合し交流を始めました。ある日、ヒルダさんが、入院先の病院から私に電話をくださいました。“テルヨ、スグニキテ”・・・と」
  テルヨさんは、即病院に駆けつけて、ヒルダさんといろいろと話をしました。それから1週間後、ヒルダさんは、この世を去りました。享年87歳。
「ヒルダさんは、ホスピスとは別に住居を持ち、食事から募金活動、困った人々の世話をするだけでなくコンピュータの操作にも長けていました。部屋には、パソコンが何台もあり、きっとオーストラリアだけでなく世界中の人々と交流していたのではないでしょうか。素晴らしい女性でした」
  ヒルダさんのことを、さらに詳しく知りたいと思い、「どこかに投稿されていませんか。もしお書きになられていたのであれば、読ませていただけませんか」とお聞きしたところ、テルヨさんは、ヒルダさんのことを日本の雑誌に執筆していました。
「パソコンに原稿のデータが残っているはずなので探して送りましょう」
  テルヨさんにお会いし話をしたのは短時間でしたが、ヒルダさんの活動記録をもっと知りたいと思いました。
 さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように・・・。

『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道

「生存率20%以下のがんから奇跡の生還」を果たした
ランス・アームストロングさん(自転車レースの最高峰、
ツールド・フランスで前人未到の7連覇)から、
がんと闘う皆さまへのメッセージです

↑クリックしますと全文掲載されます。

世界各国の乳がんを患った女性たちに向けた
テニスプレーヤーのアンドレ・アガシ選手の母親、
ベティ・アガシさんのメッセージ

↑クリックしますと全文掲載されます。

3年前に腎臓がんを克服したプロレスラーの
小橋建太選手からのメッセージ

↑クリックしますと全文掲載されます。

「いつの日か、あなたが孤独で行き先を見失った時には
春の穏やかな暖かい日向の風となって・・・
さわやかな幸せの風を送ります」
最後の力を振り絞って書かれた一通の
あるがん患者さんの手紙「お別れのことば」

↑クリックしますと全文掲載されます。

「もっといい日」図書室からのお願い!
がんの治療法(手術療法、化学療法、放射線療法、免疫療法、補完・代替療法など),食事療法、闘病記等々、がんに関する推せん書籍を、ご紹介ください。

皆さまが、最近読まれた書籍で、患者さんや家族の方々に、ぜひ読んでいただきたい書籍を、「もっといい日」図書室まで、下記の要領でお知らせください。

<お知らせいただく項目>

(1) 書籍名(2)著者と筆者の所属先及び連絡先(住所、電話番号)(3)発行出版社(住所、電話番号、メールがあればアドレス)(4)価格(5)簡単な紹介文(400字以内)(6)あなたさまの氏名、住所、連絡先(仮名も可)

送付先E-mail:yamamoto-iihi@gekkan-gan.co.jp


がん関連書籍を紹介した『もっといい日 図書室』をご利用ください

がんに関する書籍が、相次いで出版社から刊行されていますが、「うっかりして買い忘れた」「知人から聞いた」「確か新聞や雑誌で紹介されていた」等々、入手できなかったというケースは少なくありません。
 そこで『週刊がん もっといい日』編集部では、がん関連書籍の発行先、著者の連絡先がわかる、『もっといい日 図書室』を開設いたしました。
 リストには、書籍名、発行元(出版社名・連絡先)、著者(著者の専門部位・所属先・連絡先)を掲載しておりますが、ただし著者の所属先及び連絡先が変更になる場合もありますので、ご了承ください。今後、がん関連の書籍リストは、随時、追加していきます。
『もっといい日 図書室』の閲覧は、トップページ上部の「もっといい日 図書室」をクリックしてください。


治療最前線
最新技術を最大限に活用することで
早期肺がんの低侵襲治療開発に取り組む
日本医科大学(東京都文京区)呼吸器外科教授 臼田実男医師

  日本人のがんの部位別死者数で見ると、2位の胃がんを大きく突き放して首位を独走する肺がん。この治しにくく、治りにくいがんに毅然と立ち向かう外科医がいる。日本医科大学呼吸器外科教授の臼田実男医師は、効果と確実性の高い低侵襲の治療法開発に取り組む若きリーダー。そんな臼田医師がいま力を入れている最新治療を取材した。










臼田実男医師

1968年東京都武蔵野市生まれ。平成6年東京医科大学卒業。97年国立がんセンター(当時)研究所レジデント。98年同大学院修了。2001年米・ケースウエスタンリザーブ大学留学。2003年より東京医大呼吸器外科。12年より日本医科大学大学院医学研究科呼吸器外科分野教授。医学博士。

場所を特定しにくい微小がんを
複合型光ファイバーで正確に同定


  昨年、12月に日本医科大学に赴任した臼田医師。肺がん治療における新しいアプローチを開発し、積極的に臨床に取り入れて行こうとする前向きな姿勢に、世界中の関係者の目が集まっている。
「ちょうど私が医者になった頃が、それまでがん死者数で首位だった胃がんを抜いて、肺がんが1位に躍り出た時期。『治りにくい病気だからこそ、医学の力で何とかしたい』と考えて呼吸器外科に進みました」
  臼田医師が入った教室は、当時肺がんの早期発見に力を入れていた。ここで臼田医師は、外科手術を行いながら早期肺癌の診断・治療法の開発、分子標的治療薬のメカニズム解析などにも取り組んできた。結果としてこれが現在の、「臨床と研究のバランスのとれた外科医」の出発点となる。
  そんな臼田医師がいま力を入れているのが、「胸腔鏡手術における触知不能肺がんの新しい同定法の開発」。複合型光ファイバーという1ミリ径の極細ファイバーを、CT画像を頼りに気管支内に挿入。末梢気管支の観測と同時に赤色レーザー光を発してがんの部位を胸腔内から認識する。これを使うことで、従来は困難とされていた触知不能の微小肺がんの位置を正確に同定することが可能になり、胸腔鏡による確実性の高い切除が可能になると期待されている。
「この複合型光ファイバー装置は、日本原子力研究開発機構との共同研究によって開発したもの。極細ファイバーであるがレーザー光と画像の伝送が可能で、病巣部付近まで誘導し、レーザー光を照射することが可能。以前は正確な位置が分からないため胸腔鏡手術の際には、術前に経皮的に針を肺内の病巣近傍にさしてマーキングを行っていたが、重篤な合併症を併発する可能性があった。しかし、この新しい病巣の同定法により安全で正確な胸腔鏡手術が可能になります」
  微小がんに対する新しい医療技術として大いに注目されている。

がん組織だけを狙うレーザー治療「PDT」
効果と安全性の高い低侵襲治療として注目


  臼田医師が現在取り組むもう一つの最新治療法がある。「光線力学的療法」(Photodynamic Therapy=PDT)がそれだ。
  これはレーザー治療の一種だが、一般的に考えられるレーザー治療とは趣が異なる。高いい出力のレーザーでがんを焼灼したり、焼き切るというものではない。
  まず、「光感受性物質」という薬剤を投与する。この薬剤は腫瘍親和性が高いため、がん組織に集積する性質を持っている。そこに150 mWという、低出力のレーザーを当てると、がん組織に集まっている光感受性物質が化学反応を起こして、がん組織を死滅させる――という仕組みだ。低出力レーザーのため熱さや痛みなどを感じることもなく、酸素投与を必要とする低肺機能の患者にも安全に行うことができる。正常組織には影響を及ぼすことなく、がんだけをピンポイントで攻撃することが可能なこの治療法は、安全性と正確性の高さから注目される 最新の治療法。
  以前は、光線過敏症(日焼け)が問題とされたが、現在使用している「光感受性物質」に関しては光線過敏症が軽度であるため、外来での治療も可能だ。
「肺の末梢にできるサイズの小さな肺がんの早期治療に応用することで、抗がん剤や放射線治療が難しい患者にも治療の道が開ける可能性があります。また、肺がん術後の患者の中には、第2、第3番目の肺がんができることも多く、肺切除が不可能なケースも少なくない。そうした患者にも新しい治療の道が広がる可能性があります」
  年内の臨床導入に向けて、日医大、東京医大、国立がん研究センターの三施設が合同で臨床研究を進めている。
「早期肺がん治療は、取ればいいというものではなく、今後は高齢者や多発肺癌などに対する新しい対策を講じることが重要です」
  外科医でありながら、手術にこだわらない柔軟な思考で肺がんという人類にとって最大かつ最強の敵と対峙する臼田医師。患者に安心感を与える柔らかな笑顔と温厚な物腰からは想像できない強い意志で、この難敵に立ち向かう。

日本医科大学付属病院
東京都文京区千駄木1−1−5
電話03-3822-2131

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今週のニュース
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日本ホスピス・在宅研究会が7月6・7日、「そいでよかさ〜あるがままに生きるための
地域連携ネットワーク」テーマに長崎で第21回全国大会

  日本ホスピス・在宅研究会は7月6・7日、「そいでよかさ〜あるがままに生きるための地域連携ネットワーク」をテーマに長崎市内の長崎ブリックホールで第21回全国大会を開催します。
  同研究会は1992年に設立されました。ホスピスケアや在宅ケアの理念と実践を広めることを主な目的として活動し、2012年までに20回の全国大会を開催し、全国から参集する参加者と開催地の皆様に大きな啓発を与えてきました。
「今大会は、 長崎在宅ケア研究会、長崎在宅Dr.ネット、OPTIM長崎などで培ってきた地域医療の連携を基盤として、長崎県下の各職能団体、行政、市民などに広く声かけし多職種協同で幅広い人材を集め実行委員会を組織し、大会の成功に向けて力を結集していきます」(主催者)
  期間中、医療関係者や一般の市民も参加しやすい開かれた会になるよう、主催者側では講演・シンポジウム・ポスター発表のほかに映画上映・ミニコンサート・その他レクリエーションなどの開催も検討しています。は以下を参照。
◇詳細な概要:http://www.web-clover.net/hoszai-ngsk2013/index.html
◇プログラム:http://www.web-clover.net/hoszai-ngsk2013/news/_img/news/0510program.pdf
  照会先は大会事務局(認定NPO法人長崎在宅Dr.ネット事務局内:095-811-5120)。

LK陽性非小細胞肺がんを対象とした新規抗悪性腫瘍剤AF802の
第I/II相臨床試験結果が『The Lancet Oncology』電子版に掲載

 
  中外製薬株式会社(本社:東京都中央区)は、開発中の新規抗悪性腫瘍剤AF802(治験成分番号:CH5424802)について、国内で実施した第I/II相臨床試験の結果が、4 月30 日に『The LancetOncology』 の電子版に掲載されました。詳細は以下で。
http://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(13)70142-6/abstract

オリンパステルモバイオマテリアル、より低侵襲な治療法を紹介する
ウェブサイト『ひざの痛みと治療方法−高位脛骨骨切り術とは』を開設


  セラミック人工骨・コラーゲンなどの生体材料の開発・製造・販売を手がけるオリンパステルモバイオマテリアルは、ひざ疾患の治療法のひとつ、高位脛骨骨切り術(こういけいこつこつきりじゅつ)について、患者の理解促進を目的にウェブサイト『ひざの痛みと治療方法−高位脛骨骨切り術とは』((http:// hiza-itami.jp/)を、5 月7 日に開設しました。
  変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)は、ひざの滑らかな動きを助ける軟骨(なんこつ)の変性・磨耗により周囲の骨が変形し、O 脚が進行し痛みを伴う疾患。患者は、中高年の女性を中心に国内で約2,500 万人といわれ、高齢化社会の進展に伴い、さらに増加が見込まれています。

日本語・英語で検索が可能。国内外からの患者獲得に役立つ
新タイプの病院検索・レビューサイト『ヘルシーアイエム』誕生


  ヘルシーアイエム株式会社(本社:東京)は、医療機関を探したい患者さんと、患者さんに情報を提供したい医療機関の双方のニーズを満たす、新しいタイプの病院検索・レビューサイトをオープンしました。
  ヘルシーアイエム(http://www.HealthyIM.com)は、日本をはじめアジア5カ国(韓国、マレーシア、シンガポール、タイ)の医療施設を約20万件掲載している病院・クリニックの検索・レビューサイト。同サイトに登録する各医療施設には、専用ページが用意され、自分で簡単に情報を編集できる仕組みが特徴。診療科目や医師、施設、設備など、さまざまな情報や写真を掲載することができ、国内だけでなく世界中の人々に医療技術や設備をアピールすることができるのが特徴です。
  国内ほぼ全ての病院、クリニック、歯科医院の情報を、日本語と英語の2カ国語で検索できるサービスを提供するほか 日本人だけでなく日本に在住する外国人が、ヘルシーアイエムの病院検索を使って自分に合った医療施設を簡単に見つけることができます。また、優れた医療技術に定評のある日本の病院で治療を受けたいと考えている海外在住の人々が容易に情報を得ることも大きな利点です。

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Online Medニュース
onlinemednews@yahoogroups.jp
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医療国際展開戦略室、厚労省が設置 安倍首相指示に対応
内閣官房・健康医療戦略室と連携し取り組み

  厚生労働省は5月10日、日本の医療技術や医療機器などをアジアや新興国に「戦略的にパッケージ化して国際展開」することを支援する「医療国際展開戦略室」を設置した。安倍首相が4月2日の日本経済再生本部会議で、「健康長寿社会の実現」に向けた取り組みの1つとして官房長官に指示したことを受けたもの。内閣官房の健康・医療戦略室や外務省など関連省庁と連携して、具体的な取り組みを検討・実施していく。
  医療国際展開戦略室は、医政局長総務課に設置、室長は総務課医薬連携調整官が兼務、他の職員も医政局各課の室員で構成する。関野秀人室長は、当面の取り組みとして(1)医薬品や医療機器について進出先国で活動しやすくするための課題を把握、(2)医療機器の輸出先国での医療関係者へのトレーニングなどの研修の2点をあげている。
  医薬品・医療機器の進出先国での活動をしやすくするための課題把握については、すでに25年度の予算があり、どのような国でどのような企業が活動しているか、現地出張して調査する予定だ。
  田村厚生労働大臣は、日本経済再生本部の下で開催されている産業競争力会議の3月29日の会議に、医療国際展開戦略室の設置を含め、「日本の医療技術と医療機器等を戦略的にパッケージ化して国際展開」することの考え方を説明。課題は以下の通り。
(1)アジアなどの新興国で医療・介護ニーズが高まっており、日本の医薬品や医療機器等と医療技術・サービス等が一体となった国際展開が求められている、
(2)結核、マラリアなどに対する医薬品の治療薬の研究開発が進んでいない
さらに目標は、「日本発の革新的医薬品・医療機器等を国際的な医療協力なども通じて、医療・介護技術、医療・介護サービス等と一体的に海外に展開」することだとしていた。
  一方、内閣官房の健康・医療戦略室では、4月25日の健康・医療戦略参与会合で、政府支援の下で国際医療協力を展開する新たな組織として「一般社団法人MEJ(Medical Excellence JAPAN)」を4月23日に設立したことが報告された。
  東芝、日本電気、日立製作所、ソニーなど医療機器メーカー23社での発足となったが、医薬品メーカーやゼネコンも参加の見込みとされる。
  日本病院会名誉会長の山本修三氏が理事長、医薬品医療機器総合機構理事長の近藤達也氏が副理事長を務める。国立がんセンターをはじめ、各診療科で57の医療機関が連携機関として協力する。
  すでにロシアのウラジオストックで高度な画像診断サービスを提供し、日本への患者の窓口機能も果たす「北斗画像診断センター」(北海道の北斗病院が協力)が今年5月の事業開始を予定、 モスクワでは、陽子線治療とBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)臨床研究を行う「日ロ先端医療センター(仮称)」を計画するとともに、中東UAEのアブダビでは粒子線治療、消化器治療、内視鏡施術を行う「日本UAE先端医療研究センター(仮称)」の計画がある。
◇資料1:医療国際展開戦略室の設置について(厚労省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000003125v.html
◇資料2:安倍首相の指示事項「第4回・第5回産業競争力会議の議論を踏まえた当面の政策対応について」(4.2 日本経済再生本部)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/dai6/siji.pdf
◇資料3:健康長寿社会の実現と成長による富の創出(田村厚労相提出、4ページに「医療の国際展開」)(3.29 第5回産業競争力会議)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai5/siryou08.pdf
◇資料4:「一般社団法人MEJ(Medical Excellence JAPAN)」の骨子(資料3ページ以降)(健康・医療戦略室)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/dai2/siryou02.pdf
◇資料5:Medical Excellence JAPAN(MEJ)について(4.25健康医療戦略参与会合で山本参与が提出)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/dai2/sanyo07.pdf
◇参考:健康・医療戦略室
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/index.html

アンジェスMG、提携先Vical社の転移性メラノーマ治療薬Allovectin第III相臨床試験の進捗状況 http://www.anges-mg.com/pdf.php?pdf=100515.pdf

大日本住友製薬、開発中の抗がん剤BBI608の成人の進行性固形がん患者対象の第I相臨床試験データをASCO年次総会で発表


  がん細胞に加え幹細胞様性質を有するがん細胞(がん幹細胞)に対しても作用して抗腫瘍効果を発現する新しいメカニズムの低分子化合物、がん幹細胞およびがん細胞の両方に作用するためにがん治療の課題である治療抵抗性・再発あるいは転移に対する効果が期待される。
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=505

シンバイオ製薬、抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」の慢性リンパ性白血病の第U相臨床試験を開始 エーザイと共同開発
http://www.symbiopharma.com/news/20130508.pdf

中外製薬、ALK陽性非小細胞肺がんを対象とした新規抗悪性腫瘍剤AF802の国内第T/U相臨床試験で腫瘍縮小効果

 
300mgを1日2回投与する推奨用量により46例中43例(93.5%)で腫瘍縮小効果が認められた、治療関連死や日本臨床腫瘍グループで規定した有害事象共通用語規準(CTCAE)グレード4以上の重篤な副作用は認められず。http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/20130507150000.html

特定抗体のがん部位への集積可視化に成功、創薬・医療への実用化目指す
理研研究チームによるGREI-II、短時間で高画質の画像

  理研の研究チームは、3種類のがん細胞株を移植したマウスに、特定のがん細胞を認識するPETプローブ(抗HER2抗体)と亜鉛の放射性同位体を同時に投与し、複数種の放射性薬剤を同時に可視化する半導体コンプトンカメラで連続撮像を行った結果、PETプローブは特定のがん細胞を移植した部位、亜鉛は肝臓にそれぞれ集積したことを識別、高い画質で可視化することに成功した。
 複数種の放射性薬剤を同時に可視化する半導体コンプトンカメラ「GREI(グレイ)」を改良し開発した「GREI-II」による成果で、ガンマ線の検出感度を向上させ、検出データの処理法も改良して、従来12時間かかって得られた画像が1時間で得られるようになったという。
  さまざまなタンパク質とミネラルの挙動を同時に観察することで、これまで解明されていなかった疾患の原因に迫る新たな切り口を得ることが期待できるとしている。理研では、創薬・医療に有用なライフサイエンス技術としての実用化を目指す。
資料:タンパク質とミネラルの挙動を同時にイメージング(理研)
http://www.riken.go.jp/pr/press/2013/20130502_1/#note2

興和、固形がん対象の抗がん剤「K-912(NC-6300)」の国内第I相臨床試験を開始

  K-912(NC-6300)は世界で広く使用されているアントラサイクリン系抗がん剤エピルビシンを内包したミセル化ナノ粒子製剤。エピルビシンの有する心毒性の軽減が期待できpH応答性システムを採用することで腫瘍細胞内でのエピルビシンの放出量を高め既存のエピルビシンに比べより強力な抗腫瘍効果が期待される、
  ナノキャリア株式会社(千葉県柏市)からグローバルな開発権のライセンスを受け共同開発した。
http://www.kowa.co.jp/news/2013/press130507.pdf

エーザイ、欧州医薬品庁が抗がん剤「ハラヴェン」の適応追加申請を受理

  申請は前治療歴が2レジメン以上に限られた現在の適応からより前治療歴の少ない転移性乳がん患者への適応拡大をめざすもの。
http://www.eisai.co.jp/news/news201325.html

アステラス製薬、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体1,2,3阻害剤チボザニブに米FDA抗腫瘍薬諮問委員会が承認不支持

  適切かつ十分にコントロールされた試験による進行性腎細胞がん患者の治療薬としての良好なリスク・ベネフィットが示されていないとの見解。
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/vegf123-fda-1.html

日本イーライリリー、母親の腰痛危険度が分かるウェブサイト「イタみる 〜母の腰痛、骨折かも〜」火を使わない骨にいいレシピ公開
https://www.lilly.co.jp/pressrelease/2013/news_2013_015.aspx

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『島根に学ぶ がんサロン そのパワーと秘訣』 その4
島根益田がんケアサロン代表 納賀良一
がんサロン支援塾塾長/前島根がん対策推進協議会委員/前島根県総合教育審議会委員

1.がんサロン活動の軌跡
(前号からの続き)

34)商工会議所への仕掛け(2011年8月)
4つの課題(企業内がん教育、企業内がん受診宣言、就労支援、がん基金の設置)で地域振興へ

 
バナナ募金が1段落したころ、社会では、がんの受診率向上対策、患者の就労支援が話題となっていた。そこで商工会議所に目を付けた。商工会議所は企業連携を行っており、規模の小さな益田市でも1500社が連携している。
  ある日、商工会議所理事長、副理事長、幹事の計4名に集まってもらい、4項目の提案を行った。3項目は資金が要らない。4項目のみが資金として1企業1万円を寄付いただき、その元金を「がん治療基金」として、お金が無く治療が出来ない患者に貸し出すという制度を造りたい旨、話をした。スタイルはメデイアに対する記者会見が主流だった。
  しかし良い返事は頂けなかった。お金の問題ではなく、トップの勇気がもたらすものだろう。だから地域は発展しないんだろう。残念だが、この企画は県外に持ち出すことになる。


35)地域医療推進条例の制定 議員提案 市議会にて制定2011年6月
 
2年がかりの条例だったが、その後フォローが出来ていない。2010年初頭より市会議員に依頼していた、待ちに待った地域医療推進条例が1年半ぶりに出来あがった。県でこしらえた、がん対策推進条例が起爆剤となって、島根のがん対策が先進地と評価されたので、それに習って益田市でもその起爆剤とて条例制定をした。
  しかし、そのあとは全く続かなかった。地域の皆さんにそんな意識が不足しているのだろうか?ならば次の一手として、新たに「在宅医療推進条例」を造るかであろう。「地域医療推進条例」造りかえる手も有る。また時間がかかる。急いでいるのに。


36)建築学科教授と意見交換(住宅環境について) 2011年秋
  住宅環境のレベルにバラツキがある
 
建築学について、ある日、突然、首都大学建築学科博士課程の学生訪問があった。がんサロンの見学をしたいと。そのわけは、がんと住宅寛容についての論文の作成のためだった。
  2011年春、大熊ゆき子先生の「えにしの会」の参加者名簿を見ているときだった。建築関連の参加者が数名、目についた。その知己は、そのままにしていたが、ある日、名簿のアドレスにメールをしてみた。それが、岡山理科大学の後藤先生だった。
  岡山での私の講演会があった際、先生とお会いした。その後、益田市までお越しいただき、医療関係者を交えて、がん患者と住宅環境について討議したが、それ以来、語無沙汰になっていた。
  今回、2012年「がんサロン支援塾」を開催するにあたり、そのご案内をしたことから、また動き出した。がん政策サミット春に向けて、住宅環境に関するアンケートも追加制作してゆき、病気になっても住みやすい住宅を求めて活動は続く。

37)宗教家(お坊さん)の視察 「生と死」について価値観の違い 
 2011年12月、2012年1月、「教区だより」に掲載

  2011年年7月、京都・真宗大谷派から視察と取材を受ける。京都から4名、地元から1名の僧侶が参加される。のち、2011年12月号、2012年1月号の「教区だより」に、「ほっとサロン益田」の活動状況が掲載される。僧侶がサロンに来られたきっかけは、僧侶が語る死生観と患者が思うものとに誤差があることからだった。これらは妻が亡くなり、その後始末をするために僧侶と話をしたときに感じたことだった。がんサロンと僧侶との関わりは、今後もっと密接さを増すかも知れない。


38)公民館での人生を振り返り、これから楽しく生きるにはの講座
  4公民館で実施(新聞、人麻呂ビジョンで取材)2012年2月
 
 
サロンを開催しているときに、ふと思いついた。これからの生きざまを語ることが必要だと。だったら患者だけが対象ではないま。これまで生きてきたこと、これからどんな人生を送りたいか?家族として患者支援は?人生を同閉じたいかなどを、総合的に市民の皆さんに問うてみ
たい?がんサロンの後継者育成になるな?いろいろな思いが重なって、「人生を考えよう」がテーマになった


39)石見高等看護学校3年生、サロン見学と研修(2月〜3月)
 
今年から3年生が対象となった。私の話が3年生向きだったかもしれない。進路指導も織り込んでいたのでそうなったのだろう。現役時代、人事関係で沢山の面接をしてきたので、そのノウハウを少し伝授したかったのだ。社会の厳しさと現状を知らせておきたかった。

40)根大学で講義(2月)
 
島根大学法文学部杉崎研究室で講義をした。学生、先生方が30名ほど集合した。テーマは、「島根がんサロンの10位1体とは」だった。どのように連携して来たか? 連携の大切さなどが興味を引いたようだった。連携の仕方は全てのことに通じる。その応用版が、がんさんサロンの展開だった。

41)中央公論に掲載(2012年5月号)4月
 
ある日、突然、中央公論社から電話があった。以前、鳥越氏との対談でお世話になった担当者からだった。男性機能不全(ED)に関する取材だった。「どなたか該当者はいませんか?」と問われた。私を狙ってきたきらいがある。最初は仮名で対応しようとした。しかし、今後の波及効果などを考えると実名のほうが効果はある。思い切って実名参加とした。恥ずかしさはあったが。
  その後、医療者のサイトに患者に正確な医療情報が届いていないことを訴えた。医療者は、このテーマについては避けて通っている感じ。そのツケが患者に来ているのだ。すると、数名から反応があったが少数だった。真っ先に反応したのはメディアのA社だった。それに追っかけて社会学者のU先生が吠えた。患者が訴えているのに医療者がそれに応えないのはおかしいと。私の気持ちが楽になった。嬉しかった。

42)クリスマスコンサートなど(12月)
 
島根県のがん募金の残りを使ったがん啓発事業として助成金公募があったので応募したら受かった。そこで クリスマスコンサートを中心に患者の闘病記、行政の啓発を織りまぜたイベントを開催した。地域の3病院と2地域の5か所でのツアーを開催した。1か所50〜60名の参加があり盛況だった。工夫すれば いろんなイベントが開催できる。知恵は絞るもの。使わないと認知症がやってくる。
  
43)緩和ケア在宅医療講演会(2013年1月)           
 
勇美記念財団の助成金が付いた。緩和ケア・在宅医療に限定されたものだったが、幸い、在宅医療を実践しておられるケアタウン小平の山崎章郎先生をお呼びしたかった。
  益田保健所、市保健センター、益田日赤の協賛で医療者対象で実施した。120名ほどの集客があり、にぎわった。大半が医療者だったが質疑もなく寂しかった。もっと積極的な意見交換が欲しかった。がん患者が仕掛けた意味をもっと理解してほしい。

2.今後の課題として
がんサロン継続のための後継者作り〜がん患者と健常者との連携が必要
・ピアサポートの推進と病院・診療所との密なる連携
・在宅医療の充実に向けて患者が出来る事は何?


 
患者が変われば医療は変わる。  医療が変われば地域が変わる

3.あとがき
 
これまで活動して来た事項を並べて見たが 凄いことを行ってきた感がある。でも ずいぶん失敗もしてきたし、大きな壁にもぶつかって来た。それを糧にして今がある。
 患者でもこれだけのことが出来るんだから、行政、医療側ももっとスピーデイな対応をしてほしい。がん患者には賞味期限があるのだから・・・。
いま、「10位1体」と言えるところまで持って来られた。現在は、福祉分野、介護分野が織り込まれていない。それらを入れると、「12〜13位1体」まで進化するだろう。そのチーム連携プレーが完成したらもっと凄いことになる。まだ残された時間が少しはある。挑戦しかない。
  このレポートの中身が、少しでも皆さんの活動のお役にたてれば嬉しく思います。
  

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