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〒101-0021
東京都千代田区
外神田6-5-3
偕楽ビル新外神田

『週刊がん もっといい日』編集部(株式会社日本医療情報出版)
TEL.03-5688-7816
FAX.03-5688-7803



  

  

週刊がん もっといい日
2013年Vol.353
8月1日更新


Vol.353の目次 『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道からのメッセージ

治療最前線
術前の化学・放射線療法を効果的に組み合わせ
肝がん、膵臓がんへの腹腔鏡手術に取り組む
がん・感染症センター都立駒込病院(東京都文京区)肝胆膵外科医長 本田五郎医師


今週のニュース

イベント・セミナーのお知らせ



『週刊がん もっといい日』のすすめシリーズ
●生きるための緩和ケア最前線
  ◇第1弾:『痛みからの解放』
  ◇第2弾:『“がん治療と積極的疼痛管理”のすすめ』
●ピロリ菌対策シリーズ
  ピロリ菌の早期発見・早期除菌による胃がん予防キャンペーン
●未承認抗がん剤問題を追う
  もう治療法がないといわれた再発進行がんの未承認抗がん剤という選択肢
●胃がん闘病中のジャーナリスト・レポート
  がん患者さんのための免疫とがん講座

13年7月25日更新内容 前記事はこちら

がんの予防、治療、再発防止に役立つ
がん情報サイト「週刊がん もっといい日」
毎週木曜日の更新です!

がん情報サイト「週刊がん もっといい日」は、がんの予防、治療、再発防止に役立つ情報を、毎週1回、お届けしております。更新は、毎週木曜日です。

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被災地における「一人開業」訪問看護ST特例の延長を! 
開業看護師を育てる会理事長の菅原由美さんが
8月22日に衆議院会館で開催される院内集会参加を呼び掛ける

  全国訪問ボランティアナースの会キャンナス代表で開業看護師を育てる会理事長の菅原由美さんから、「どなたでも参加できます。是非多くの方のご参加をお待ちしております。被災地における『一人開業』訪問看護ST特例の延長を!」とのメッセージが「週刊がん もっといい日」編集部に届きました。
 『一人開業』訪問看護とは、2011年3月11日に発生した東日本地区大震災の被災地に特例で認められた、訪問看護ステーションが1人から開業できること。被災地で支援活動に取り組んでいる『一人開業』訪問看護が、今年9月に打ち切られる方向が示されたことで、(1)震災特例で認めた「一人からの開業」を震災から「復興の日」まで延長する(2)訪問看護ステーションの「一人からの開業」を求めるため、8月22日に都内千代田区の衆議院第1議員会館で国会議員が集まって開催される院内集会に多くの関係者の参加を呼び掛けています。
  菅原由美さんのメッセージは以下の通りです。 
                     ◇
■被災地における「一人開業」訪問看護ST特例の延長を! 
  甚大な被害を蒙った被災地に特例で認められた訪問看護ステーションの「一人からの開業」も今年3月に9月までで打ち切られるという方向が示されました。
しかし、被災地での支援について期限を区切ってしまうのは、どう考えてもおかし
な話です。
1.震災特例で認めた「一人からの開業」を震災から「復興の日」まで延長する。
2.訪問看護ステーションの「一人からの開業」を認める。
  私たちは、以上の2点を骨子とした署名活動を6月から展開して、全国から約2万人にも及ぶ多くの願いが署名として集まり、厚生労働大臣に提出します。

■活力ある高齢社会を拓く訪問看護〜規制緩和(一人からの開業)は 市民と社会を豊かにします!
  また私たちは「超高齢化社会における地域包括ケアの中核を担うのは訪問看護師」と考えています。また、国家ライセンスを持ちながら地域に潜在している看護師(約79万人)の社会への進出こそが、活力ある高齢社会を拓くキーポイントであると確信しています。
  この訪問看護の一人からの開業という規制改革はこそが、国民一人ひとりと地域社会を豊かにしていくとも確信しています。多くの国会議員の方々を迎えての集会を持って下さることになりました、被災地からの貴重な声も寄せられます。是非。この集会へご参集くださいますようにお願いいたします。
                      ◇
  菅原由美さんは、神戸大震災時にボランティアとして駆けつけ活動した時に、ともに支援活動をしていた医師たちとの出会いがきっかけで、ボランティアナースの会を立ち上げました。
  がんに罹患した家族のケアに取り組む一方、全国にボランティアナースの輪を広める運動を始めたばかりの菅原さんを取材させていただいたことが縁で、今日に至っております
  キャンナスの会の輪は、徐々に全国拡大し、地域医療に貢献していますが、今なお、患者さんと家族の幸せを願い活動する菅原さんの呼びかけに、「週刊がん もっといい日』編集部も協力させていただきます。
 8月22日の院内集会に、参加しましょう。連絡先は開業看護師を育てる会(藤沢市鵠沼橘1−2−4−101/TEL0466-23-45)
  さて今週もまた、皆さまにとって「もっといい日」でありますように・・・。

『週刊がん もっといい日』編集部 山本武道

「生存率20%以下のがんから奇跡の生還」を果たした
ランス・アームストロングさん(自転車レースの最高峰、
ツールド・フランスで前人未到の7連覇)から、
がんと闘う皆さまへのメッセージです

↑クリックしますと全文掲載されます。

世界各国の乳がんを患った女性たちに向けた
テニスプレーヤーのアンドレ・アガシ選手の母親、
ベティ・アガシさんのメッセージ

↑クリックしますと全文掲載されます。

3年前に腎臓がんを克服したプロレスラーの
小橋建太選手からのメッセージ

↑クリックしますと全文掲載されます。

「いつの日か、あなたが孤独で行き先を見失った時には
春の穏やかな暖かい日向の風となって・・・
さわやかな幸せの風を送ります」
最後の力を振り絞って書かれた一通の
あるがん患者さんの手紙「お別れのことば」

↑クリックしますと全文掲載されます。

「もっといい日」図書室からのお願い!
がんの治療法(手術療法、化学療法、放射線療法、免疫療法、補完・代替療法など),食事療法、闘病記等々、がんに関する推せん書籍を、ご紹介ください。

皆さまが、最近読まれた書籍で、患者さんや家族の方々に、ぜひ読んでいただきたい書籍を、「もっといい日」図書室まで、下記の要領でお知らせください。

<お知らせいただく項目>

(1) 書籍名(2)著者と筆者の所属先及び連絡先(住所、電話番号)(3)発行出版社(住所、電話番号、メールがあればアドレス)(4)価格(5)簡単な紹介文(400字以内)(6)あなたさまの氏名、住所、連絡先(仮名も可)

送付先E-mail:yamamoto-iihi@gekkan-gan.co.jp


がん関連書籍を紹介した『もっといい日 図書室』をご利用ください

がんに関する書籍が、相次いで出版社から刊行されていますが、「うっかりして買い忘れた」「知人から聞いた」「確か新聞や雑誌で紹介されていた」等々、入手できなかったというケースは少なくありません。
 そこで『週刊がん もっといい日』編集部では、がん関連書籍の発行先、著者の連絡先がわかる、『もっといい日 図書室』を開設いたしました。
 リストには、書籍名、発行元(出版社名・連絡先)、著者(著者の専門部位・所属先・連絡先)を掲載しておりますが、ただし著者の所属先及び連絡先が変更になる場合もありますので、ご了承ください。今後、がん関連の書籍リストは、随時、追加していきます。
『もっといい日 図書室』の閲覧は、トップページ上部の「もっといい日 図書室」をクリックしてください。

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治療最前線
術前の化学・放射線療法を効果的に組み合わせ
肝がん、膵臓がんへの腹腔鏡手術に取り組む
がん・感染症センター都立駒込病院(東京都文京区)肝胆膵外科医長 本田五郎医師


  東京。本駒込にある「がん・感染症センター都立駒込病院」。ここでは現在、肝がんや膵臓がんに対する腹腔鏡手術が積極的に行われている。しかも、膵臓がんについては、単に切る
だけではなく、術前に化学療法と放射線療法を組み合わせることで、より手術の成果を高めてもいる。同院でこの治療の先頭に立つ同院肝胆膵外科医長の本田五郎医師は、腹腔鏡があらゆる分野に導入される黎明期に立ち会い、実践で技術を身に付けてきた叩き上げの外科医。そんな本田医師が現在取り組む肝がんや膵臓がん治療の最新事情を、そこに至る興味深い経緯とあわせて取材した。

サッカーで味わった挫折を
医学の道で有効活用する


  医師としての学歴は「熊本大学医学部卒」だが、本田医師はその前にも一度上京している。熊本の進学校県立熊本高校を卒業したあと、筑波大学第3学群基礎工学類に入学しているのだ。
「高校時代はサッカーにのめり込んでいたんです。県代表に選ばれたりしたこともあり、“体育の東大”といわれる筑波大への憧れが強かった。でも、入ってみるとレベルの差に圧倒され加えて工学部だと練習にも中々出られない。1年の秋には熊本に逃げ帰り、受験勉強をやり直していました(笑)」











1967年熊本県出身。92年熊本大学医学部を卒業し、京都大学外科教室入局。市立宇和島病院、京大病院、済生会熊本病院、小倉記念病院を経て、2006年より現職。日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本肝胆膵外科学会評議員など。医学博士。
      本田五郎医師

  父も外科医。出直す先に医学部を選んだのも、ある意味自然な流れだった。
  大学を卒業後は京大の外科に入局。1年間の研修を経て、関連病院に派遣される。この時、一度は大阪市中心部の病院への派遣が決まっていた本田医師。しかし、愛媛県宇和島市の病院に派遣されることになっていた同僚が家庭の事情で四国に行けなくなったことから、急遽宇和島行きを受け入れた。そして、ここから本田医師の外科医としての急成長が始まる。
「派遣された市立宇和島病院は、病院を中心とする100キロ圏内から救急車がやって来る、当時唯一の中核病院でした。いうなれば“最終病院”ですから、すべての患者を受け入れるしかない。そこで働く以上は“若い”とか“経験がない”なんて言っていられない。診る対象臓器だって選んでいる余裕なんてありません。運ばれて来たらどんな病気でも診なければならない状況で、徹底的に鍛えられました」
  しかし、一般外科医として「市中病院の外科部長」を将来の目標としていた本田医師にとって、その経験が将来大きな財産となることもわかっていた。だからこそ、日々貪欲に吸収し続けた。
  その後京都、熊本、北九州の病院で実績を重ね、2006年に現在の都立駒込病院に「肝胆膵外科」の医長として赴任する。
  肝胆膵に専門特化したいという強い思いがあったというわけではない。ただ、当時肝臓の手術をする医師が少なかった熊本で、県内トップクラスの件数の肝臓手術をしてきた自負はある。外科が臓器別に組織されている駒込で、「肝胆膵をやれ」と言われれば断る理由もない。
「あらゆる手術をやってきたので、消化管への未練はないですね」

自分一人ができても意味がない――
自ら編み出した技術は惜しみなく公開


  現在、本田医師が力を入れているのが、肝がんと膵臓がんの腹腔鏡手術。
「腹腔鏡手術の技術はほぼ独学で身に付けました。愛媛県で初めて胃や大腸の腹腔鏡手術をするという時も、自分は手伝うだけのつもりで思って手術室に入ると『じゃあお前やってみろ』って言われて(笑)。それでも、そうやって身に付けた技術なので、無理をしても構わないのなら、腹腔鏡でできない手術はないと思っています」
  もちろん患者に対して無理はしない。現在本田医師が肝胆膵領域での手術で腹腔鏡を用いるのは、「腹腔鏡で8時間以内で終えるものは腹腔鏡、それを超える場合は開腹手術」という自身の取決めを厳守する。その基準に沿って実施した結果、駒込病院における腹腔鏡手術の割合は、肝臓が65%、膵臓が45%となっている。
  中でも、腹腔鏡手術による肝臓手術で、本田医師がこだわるのが「低出血」だ。
「通常、肝臓の手術を開腹して行う場合、出血を防ぐために切断部を焼灼していく方法は推奨されていません。なのに、腹腔鏡手術ではこれが主流になっていることに納得がいかなかったんです。そこで自分で色々と考えて術式を考案していった。学会でも発表しているし、見学希望の医師にはどんどん公開しています。“自分だけができること”に留めておくよりも、多くの外科医がその技術を身に付けることで、国民皆保険の日本では医療消費者のメリットになる。お金持ちじゃなくても、等しく安い医療費で受診できるところが“日本のよさ”だと思っているので」
  もう一つ、本田医師が駒込に来てから力を入れているのが、膵臓がんに対する術前の放射線化学療法の導入だ。
「膵臓がんの場合、ただ切るだけでは効果は小さい。きちんとコントロールしたうえで手術に進むのがベターなんです。そこで術前に抗がん剤と放射線で約1カ月半の内科的治療を行い
、 その上で手術をするという方法を取り入れています。これを行うことで、手術の適応もハッキリするので、結果として手術ができた人の成績は高まることになる。逆に手術が向いていない人に、無理な手術をして意味なくQOLを下げることも回避できます」
  この治療法の手応えは確かに感じると本田医師はいう。ただ、一方では術前の抗がん剤を強くし過ぎると、術後の補助療法に影響が及ぶ危険性も孕んでいる。患者ごと、状況ごとでの
微妙なさじ加減が、治療成果を大きく左右することになる。つまり、治療に入る前の、トータルでの戦略が何より重要になるのだ。

「義の人でありたい」という強い信念が
徹底的に自分を追い込み、技術を高める


  本田医師の表情や語り口はつねに冷静だ。しかしそれは、自分自身を徹底的に追い込むためのテクニックなのだろう。
「父方の伯父に本田啓吉という高校教員をしていた人物がいます。水俣病を告発する会の代表でした。その伯父の言葉に『義によって助太刀いたす』というものがありますが、本田家には代々、日本人的な“義”の精神を重んじる家風があり、私もその点は厳しく育てられたんです。それは今でも続いていて、『義の人でありたい』という思いは常に私の中にある。そして、長いものに巻かれることを嫌う性質も……」
  8年前に外耳道がんで母を亡くした。その母の言葉が今でも本田医師の耳に残っている。
「あんたはお父さんみたいに上の人と喧嘩してやめたらダメよ……」
 道理に合わないことの前では、誰彼かまわず喧嘩をしてしまう熱血漢は父親譲りのようだ。しかし本田医師は言う。
「どんな時でも『義の人でありたい』という信念だけは変わらなかった。だから今日までブレずに来ることができたんだと思っています」
  本田医師の治療に対する妥協のない姿勢の背景には、義に忠実な強い信念があったのだ。

がん・感染症センター都立駒込病院
東京都文京区本駒込3-18-22
電話03-3823-2102
http://www.cick.jp/

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今週のニュース
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ヤンセンファーマ、前立腺がん治療薬
「アビラテロン酢酸エステル」を日本で製造販売承認申請

 ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区)は本日、前立腺がん治療薬として開発した「アビラテロン酢酸エステル」の日本での製造販売承認を申請しました。
 「アビラテロン酢酸エステル」は、治療ニーズの高い去勢抵抗性前立腺がん注の治療薬として、欧米をはじめ世界77か国(2013年6月現在)で承認されている薬剤。
 同社は、日本で初の申請となる同薬剤に続き、「今後もポートフォリオを拡充することで、前立腺がん患者、家族、医療従事者に対して貢献し続けたい」として、「がん領域を注力領域のひとつとして捉え、そのパイプラインの充実化をはかることにより、そのコミットメントを高めていく」ことを明らかにしました。     
 
「とちぎメディカルセンターを核にしたコミュニティづくり」テーマに
8月8日、第77回蔵の街コミュニティケア研究会

 街コミュニティ研究会の第77回目が8月8日、「とちぎメディカルセンターを核にしたコミュニティづくり」テーマに栃木市内で開催されます。
 講師は栃木県医師会の前原操副会長。会費500円(当日受付)。照会先は戯の街コミュニティケア研究会事務局(担当:中川博遜/TEL0282-25-2429)
■開催日時:8月8日(木)19時より
■会  場:蔵の街観光館二階多目的ホール(栃木市万町)
■テーマ:「とちぎメディカルセンターを核にしたコミュニティづくり」前原操(栃木県医師会副会長)
■参加費:500円(当日受付)
■照会先:戯の街コミュニティケア研究会事務局【短刀:中川博遜/TEL0282-25-2429)

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行政情報
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<厚生労働省>
■第4回がん診療提供体制のあり方に関する検討会の開催について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=189543
■在宅酸素療法における火気の取扱いについて(H25.7.29更新)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=189553
■第2回遺伝子治療臨床研究に関する指針の見直しに関する専門委員会 資料
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=189571
■第1回胆管がん問題を踏まえた化学物質管理のあり方に関する専門家検討会(開催案内)
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=189487
■がん検診推進事業について
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=189493
■平成24年簡易生命表の概況
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/mhlw/C/?c=189477

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クローズ・アップ 
『小高区再生プロジェクト:地元に若者を』
南相馬市立総合病院神経内科 小鷹昌明

 (2013年7月23日 MRIC by 医療ガバナンス学会発行 http://medg.jp

 
この街で私は、医療の傍ら“木工教室”や“山登り企画”、“ラジオ・パーソナリティー”や“エッセイ講座”などの市民活動を展開し、そこからさまざまなことを学ばせてもらっている。
  次に計画しているプロジェクトは、警戒区域を解かれたもののまったく復興の進まない、原発から20キロメートル圏内にある南相馬市小高区の再生である。
  驚くべきことに、このエリアのほとんどは、いまだに下水道が整備されていないために、日中は入れるのだが夜の寝泊まりは禁止されている。このため、駅前通りに“ふれあい広場”という憩いの空間があるのだが、人の集いはまばらであり、陰鬱とした状況が広がっている。

  水が使えないからこそ、私はそこで“調理教室”を開催することを考えた。すぐ真向かいには、そういう状況にもかかわらず床屋を再開させた住民がいる(もちろん、洗髪も可能にしている)。そんななかで、「水が使えなくては何もできない」という言い訳は通用しない。前回でのこのコラムでも指摘したことだが、『男の木工』を開催していて感じることは、やはり「市民たちにとって重要なことは、熱中できることへの取り組み」である。

  それは“山登り”の企画でも思ったことなのだが、男たちは、登山中から楽しそうにすることはあまりなく、やはり登頂した後からポツポツ会話をはじめるのである。
「コミュニティの創出」だとか、「ソーシャル・キャピタル」だとかいうものは、何かを仕上げた後についてくる付加的な現象なのである。まずは、「ここに居てやれること」、そして、「ここに居られる」という自信のための空間が必要なのである。
  だがまあ、そういう意味のことを言うと、すぐに“産業”だとか“雇用”だとかという話になるのだが、仕事を変えなければならない人たちが、従来の仕事以外に、いったい何に向いているというのだろうか。特に、この地域では、放射線などの理由から、無理矢理仕事を引きはがされた第一次産業に従事していた住民がたくさんいる。そういう人たちにとって、次の仕事など想像できるものではない。
  だから、さまざまな作業に気兼ねなくプレッシャーを感じずに、何となく参加できる場所と仕組み作りとを考えていくしかない。しかも、男性たちが気軽に立ち寄れるような世界である。
誤解のないように言っておくが、もちろん、それは女性を別視しようというものではない。女性との協働は、男性にとって、とてもとても重要なことである。
『男の木工』にも、女性メンバーが3人いるのだが、それが誠に良い循環を生み出している。   だいたい男性5人くらいのなかに、女性はひとりいれば十分である。
女性の明るさとパワー“1”に対しては、男性“5”くらいがいれば、丁度いい。くどいくらいに言い訳をさせていただくが、これは本当に男女差を強調したいのではない。あくまで私が主観的に感じている危機感の打開のために提言しているのである。
  もしかしたら、「被災地だからこそ」なのかもしれないが、女性の多い集団のなかに男性は入っていけない。仮設サロンに参加しているのは元気な女性だけで、シャイな男性たちの参加はほとんどない。こういう現場を見ていると、孤立していく男の再生が遅れていくのも無理はない。

  水の出ないところで“調理教室”を開催する。それも『男(優先)の料理』教室である。それは、ものすごくチャレンジングなことかもしれない。しかし、けっして、特別なことをしようというのではない。少しの知恵と、ささやかな協力者と、たいした度胸さえあれば誰にでもできる。
『男の木工』では、「男性の手作業といったら?」という問いを立てることにより、何となく自然発想的に「大工仕事」という活動内容は決定したが、本企画における最大の発想は、“トライアル”というか、“メッセージ”である。
  もっと言うなら、“声明”であり、“申し立て”であり、“陳情”である。すなわち、「水が出なくともこれだけのことができる。だから、水が出ればもっとたくさんの愉しみを持てる」ということの意思表示である(まるで、砂漠で井戸を掘るような気持ちになっているが)。
  水が出ないからこそ、いろいろな意味で“ヤル意義”はひじょうに高いと思う。幸い株式会社『味の素』からの協力を得られ、移動式キッチンカーによるボランティア支援を受けることができたし、街の栄養士会のメンバーや商工会の人たちも賛同してくれた。当院の管理栄養士と協議を重ねることで、メインレシピは、水をあまり使用しない“餃子”に決定した。

  私が、このプロジェクトを計画するにあたり、もうひとつ願うことは、「若者の活性化を生み出すことができないか」ということであった。この街のこれからを考えた場合に、「若い世代に元気になってもらいたい」ということに、異論はないであろう。
  昨年の10月より、当院の受付として勤務を始めた22歳の事務員がいた。彼女は、地元出身であったために、数年間は県外で仕事をしていたのだが、この地における暮らしの再生を願って帰郷してきた。
  それを知った私は、それとなく「今度、小高区の水の出ないところで、あえて“調理教室”を開きたいのだけど、地元の再生のために手伝ってくれない? もちろん、『調理指導をしてくれ』などという大仕事を頼むわけではなく、材料を運んだり調理器具を用意したりといった外回りなのだけど」という内容で、協力の打診をしてみた。  早速いただいた返答は、次のようなものであった。
「“調理教室”の件ですが、私に何かできることがありましたら、喜んでお手伝いさせていただきたいです。また、それ以外にも私にできることがあるなら、いろいろな活動に参加させていただきたいです。地元が大好きなので、少しでも何か力になれたらいいなとは思うのですが、私の力だけではどうしようもないことだらけなので、ぜひ小鷹先生やみなさんの力をお借りして何かできたらいいなと思っています。」

  何という優しくて嬉しい言葉だろうか。これは、この地区の再生のための重大ヒントになる。この街に戻ってくる若者たちに必要なことは、「仕事とさらにもうひとつ、ボランティアのような復興のための社会参加の両方に、しかも気軽に関与できる仕組み」なのではないだろうか。
  この地域に、若者が好んで従事したいと思う魅惑的な産業があるだろうか。正直、残念だがあまりないと思う。だが、「地元に活力を取り戻したい」という潜在的な気持ちは、皆あるであろう。だから、仕事に行き詰まったときにも参画できるような、“別の愉しめる何か”を用意しておく必要があるように思う。私がそうであるように。
  難しい話ではない。極めて単純な発想である。“仕事と復興”、この街に住んでいれば、自然とそのようなところに関心が向く。それをうまくシステム化すればいいのである。

  けっして焦り過ぎず、そして、けっして甘え過ぎず。その間合いを見極めつつ復興を進める必要がある。どんな些細なことでもいい、ひとつずつ積み重ねていくことである。
被災者には、最初の一歩を踏み出すその入口案内と、ある程度の準備段階を経た人には、最後の一押しが必要なのである。逡巡していることに対して自信を持たせることであり、「いいからやってみよう」の一言がとても大切なのだ。
『男の木工』や『男の料理』が、そのきっかけになれば嬉しい。被災地というレッテルを早く払拭させ、自らの手で行動のきっかけを掴んでいってほしい。


「ここにこの人」
『人の人生を支える医療の提供が不可欠な時代が到来した
個別化医療を実践する博心厚生会・阿部博幸理事長


疾病状態の把握のみならず、ライフスタイルや生活習慣、人生観など患者一人ひとりの情報を加味し医療を提供する個別化医療がクローズ・アップされている。「これからは、臓器を診る医療から人を診る医療へ、そして人の人生を支える医療の提供が不可欠な時代が到来した」と指摘する医療法人社団博心厚生会の阿部博幸理事長も、その一人だ。疾病の予防から早期発見・早期治療、治療後のフォローアップに至る医療を提供する一方、一般社団法人国際個別医療学会理事長として活躍する阿部医師に個別化医療について聞いた。

医療法人社団博心厚生会の
阿部博幸理事長

1年かけて『個別化医療テキストブック』を翻訳

「2006年、米国上院に”ゲノミクス及び個別化医療法2006と題する法案を提出した米国大統領バラク・オバマ氏に捧ぐ」―こんな書き出しで始まる1冊の書がある。2012年12月にその翻訳書が発行された『個別化医療テキストブック』だ。
  著者はKewal K.Jain博士、翻訳者は、医療法人社団博心厚生会理事長の阿部博幸医師。生涯健康のために、その人らしい生き方を支える医療を求めて、病気の予防から早期発見・早期治療、治療後もフォローアップ医療を提供する一方、一般社団法人国際個別医療学会理事長としても活躍中。

家族構成や職業など患者固有の情報も・・・

「多くのさまざまな医療資源のなかから、その人に合った治療法を抽出して最適な医療を提供しようというのが、個別化医療に取り組む最初のスタートでした。患者固有の情報を中心にして治療法を組み立てていくのが、これからの医療であるとの結論に至ったのです。
  どんな薬を使用して治療するのかについては、ゲノムやバイオマーカーなどのバイオテクノロジーによる情報を中心にして組み立てることで、より論理的な治療が進んでいくわけですが加えて治療に影響を及ぼすと考えられる患者の環境要因、例えば医療機関に通うには遠方なのか通院可能な地区に住んでいるのか、一人暮らしか、あるいは大家族とともに住んでいるのか、さらには職業や経済力など、患者固有の情報を加味させなければ医療としての個別化は成立しません」

世界の国々に普及の波が広がりつつある

 
こうした医療の実現を模索していたなかで、阿部医師が出会ったのが『個別化医療テキストブック』。阿部医師は、「ぜひ多くの医療関係者に知らしめるべきだ」と丸一年をかけて翻訳した。
「ゲノムを中心とした医療も大切だが、治療に影響を及ぼすと考えられる環境要因など、患者個人の情報を勘案して最適な治療を提供する個別化医療は社会に大きく貢献する・・・といったことが書かれていました。さらいは、がん、心臓疾患、脳神経系、リウマチ、認知症など予防分野、栄養学的にも適合するとも記されていました。
  世界的に個別化医療の波は広がりつつあります。日本も新しい医療の時代を迎えましたが、個別化医療に対する認知度はまだ低い。しかし政府主導による医療イノベーション戦略のなかで、患者個々の状況に合った個別化医療を進めようとしていますので一段と普及するでしょう。人の人生を支える医療の提供が不可欠な時代が到来したのです」

生涯にわたって頼りにされる主侍医でありたい
 

  ところで阿部医師は、医療法人社団博心厚生会(九段クリニック、アベ・腫瘍内科・クリニック、九段クリニック水戸)の理事長として、「パーソナライズド・メディシン」の普及と実践に力を注ぎ、がん治療に挑み、患者さん一人ひとりに適した治療を提供してきた。
  がん細胞を死滅・除去させるためのコア治療として、免疫細胞療法、化学療法、放射線治療、腫瘍温熱療法、さらには、治療効果を高めたり、患者のQOL向上に有効である高濃度ビタミンC点滴療法、キレーション療法、メディカルアロマテラピー、4Dバイオサウンド・セラピー、サプリメント相談などだ。
 そして、「大切なことは患者さんが、がんに立ち向かう気力と体力づくりをサポートすること」と指摘する阿部医師は、「国民から、生涯にわたって頼りにされる主侍医でありたい」として、スタッフとともに日常の診療に携わっている。


予防医療・在宅医療・介護を推進する調剤薬局のための情報専門紙
調剤薬局ジャーナル Pharmacy Journal

<媒体概要>
■創刊:2013620
■体裁:タブロイド判・通常16ページ
■発行部数:2万部(偶数月発行)
購読料:6000円+税
■配布先:調剤薬局/相談薬局/医薬品卸/製薬・健康機器・健康食品・医療機器・介護食品関連・化粧品/在宅支援連絡所など

<創刊号の内容>
*安倍政権、サプリメントを成長戦略へ 効果など規制緩和で5兆円産業創出
*医薬品のネット通販解禁
*生活習慣病対策:スイッチOTC販売にかかわる薬剤師の役割/インタビュー 日水製薬株式会社 佐々義廣社長/『シルクフィブロイン』の腎機能低下抑制効果
*商品研究:水素水/プロポリス/ECM-E
*連載
リレーエッセイ『わが店の経営実践法』/『HIT(在宅輸液療法)最前線レポート』@/シリーズ『競合時代を生き抜く差別化経営』@/連載『全国実力薬局100の普及活動』@
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